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夜は優しい
つまり、そういうことだった
始まりは付箋を貼ったところから
為す術なく骨は時を支える
はしゃぎっぷりは水の上でいいから
お話はこれでおしまいにしないで
布団の海で広がる旅は
銀河の終着駅でさえも
笛を吹くわけにはいかない
牡丹雨が降る休み
ひょこっとでた紙の先を見たくて
物語をあばくの
文字が目に入ると怖かった
読めない何かが襲ってくる
涙が出ないほど疲れたんだ
あぁ、あぁ、あぁ…
夜は どうして 優しくなるんだろう?
ねぇ 僕は いつから 言葉が読めるのだろう?
そして それが 読めたら 母になるんだろう?
つまり、そういうことだった
そうして
言葉が 読めたんだ 優しくなるんだろ?
夜は いつから こんなに 辛いのだろう?
それが 読めたんだ 父になるんだった




