表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

地獄の底

「うわっ!  ゴホッ!ここは、どこだ? 赤い木に赤い葉っぱ、それに赤い草もある。おかしいな。何で地面は岩と同じぐらい硬いのに、草が生えるんだろう。有り得なさすぎて草生えるよ。(は?)っていうか先輩まじどこ行ったんだ!先輩〜!先輩〜! しまった。声一つすら帰ってこない。ギャラクシーフライトがあれば移動できるんだけど、近くにはなさそう。どうすればいいんだ!人が1人もいないじゃないか?!マジでどこなんだよここは!」

「・・・い!・・えるか?」「待って!これは人の声!じゃあここにも人がいるのか!おーい!誰かいるのか?俺はとっちだ!知ってるなら助けに来い!」「なんだとっちだったのか!?俺も妹と一緒に吸い込まれてさ。」「何だふれこまるか。よかった。君も助けに来たのか。」「いや助けに来たわけじゃなくて、妹のすいこまるを探してたんだよ。」「そうゆーことね。承知承知。一緒に探そう。」「そういえばとっちってどこいたの?」「銀河フライトに乗ってたら渦巻きに吸い込まれた。てかここってまずどこ?」「うーん。赤い木に赤い葉っぱ、それに赤い草。地面は赤茶色で硬い。それに非常に暑い。となるとここは・・・どこかで見たような気がする。」「これってまさかネザー(マイクラです)じゃない??」「それっぽいやつかもしれない。」「じゃあここホグリンに襲われ放題じゃん!」「落ち着け。俺は吸い込まれてから1時間以上は経つんだけど、ホグリンどころか豚肉1gすら見ていない。」「豚肉はないだろw」「とりあえずこの真紅の森を抜けて、歪んだ森を探そう。先輩が見つかるかも。」「そうだね。俺の妹も探していこう。」


〜一方先輩の方では〜

(くっ!何だこれは!防具どころか下着まで脱がれて裸で縛られてるんだけど。マジで何考えてんのここの連中。アイテムまで全部防具にしまってあったから、使えるものが一つもない。どうすれば・・・)

見張り1:「よし。また1人入ったぞ!これで邪魔する奴も1人減らせたし。アイテムも盗めたし。悪魔様に報告しようぜ!」

見張り2:「そうだそうだ!ついでに服全部脱いどいたから、何も使えないから俺たちの自由だぜ!」

(しまった!アイテムを全部盗まれた!これじゃあ何をされるかわからない!しかも服の中にも道具を入れておいたから、全部盗まれちゃどこにもいけないぞ!あと悪魔様って誰だよ!・・・待てよ!私の技を使えばこの綱を破れるかもしれない!)

「閃光拳!」

ドーン!! ガラガラ!

(よし!破れたぞ!服はまだ全て盗まれていない!アイテムはないけどとりあえず服を着ておくか。)

見張り2:「待て!どうやってその綱を抜けたんだ!あと天井壊すな!なおせや!」

見張り1:「爆発音が聞こえたと思ったら綱を焼かれていた!とらえろ!」

「悪いけど。あんたたちの思い通りにはさせないから。」

ブチュ!

見張り1:「ああああああああ!俺の目ん玉が!」

見張り2:「ああああああああ!俺のチン凸が!」(凸?!?!?!?!!?)

(服は着れなかったけど、とりあえず外に逃げるか。)


「ふう。結局なんだよこの砦は!人の服脱がせやがって!アイテムまで取られたし。とりあえず服着なくても良さそうだけど、とっちに出会ったら変なことになるから、一応何か着とこう。お、ここのツタいいかも。これを体に巻いてっと。よし、できた!」

黒い兵隊1:「何だあやつは。俺たちの領地に入ってるじゃないか。」

黒い兵隊2:「ダークマシンガンを撃て!」

ビュン!バンバンバン!

「そんなもんで私を倒せると思った? 爆轟拳!」

ドッカーン!!!!!

兵隊一同:「ああああああ!助けて!」

赤い兵隊:「残念だったな!不注意者!」

ブチュ!

「くっ!」(しまった!槍で背中を刺された!幸い心臓には達してないけど、この傷、相当治りにくいぞ。)

「このブサイクが!()ね!!!」

ドカッ!

赤い兵隊:「おえっ!何で蹴りにかかるんだよ!次は頭を切るぞ!」

えまにたいならやってもいいよ。」

ドカッ!

赤い兵隊:「あああああ!すいませんでしたぁ!」

(ふう。危ないところだった。とりあえずとっち君と合流しよう。)


〜とっちの方では〜

「なるほど。ふれこまるは移動中に妹と一緒に渦巻きに吸い込まれたんだ。」「そう。方向から計算して、妹との距離はそんなに遠くないはずなんだよ。きっとこの近くにいる。」「でも妙だな。なんていうか、人の気配が少しもしない。まるで死の世界にいるようだ。」「まさかガチの地獄に来たんじゃない?つまり俺たちタヒんでるってこと?」「いや、ただ人がいないだけかもしれない。とりあえず俺の先輩を探せば、アイテムで何とかしてくれるかもしれない。まあ俺も持ってるんだけど、全部戦闘用だから、使えない。」「その先輩がどこにいるかわかるのか?」「知るわけない。この歪んだ森を探そう。」「すいこまる!いるか!お兄ちゃんだぞ!いるならおしっ*返事しろ!!」「先輩!いるならうん○返事しろ!」「うーん。いないな。捉えられたかもしれない。でも、すいこまるは強いから、少なくてもここにいる敵は撃退できると思う。」「待って!微かに先輩の!なんていうか、臭いっていうか!気配がする!」「お前キモすぎじゃね。何で先輩の体嗅いでるんだよwマジできもいわ!それが女だったらお前もうセクハラレベルだよ。」「それがそうなんだよ。」「自分のことセクハラしてるって言ってるの?」「へ?」「あ?」

「おーい!先輩!」「・・・っち!・・・えるの?・・・ぱいだよ!」「待って!今おっ○いって聞こえた気がする!」「なんか言葉の最初に『うん○』って聞こえた気がする。」「それはきっと『とっち』って言ったんだ!」

「とっち!会えてよかった!」「先輩!!!!!!!よかった!無事でよかった!って、どこにいたの?あと服どこいった?」「事情はあとで聞いて! ってふれこまる君もいるの?」「俺も妹と一緒に吸い込まれた。妹はすいこまるっていうんだけど、一緒に探してくれない?」「πいいよ!待って!私がさっき捉えられた砦にヒントがあるかもしれない!」「もしかしたらそこにすいこまるが!」「よし!探しに行こう!(待って!これチャn・・・これすいこまるの・・・やっぱ何でもない。)」


「うーん。一応さっき私が捕まったところを見てみたんだけど、そこらへんは人いないね」「うん。ただ敵の死体が転がってただけだった。あと宝箱にこんなもの入ってた。」「どれどれ?うーん。この紙、なんか書いてあるね。」

[暗黒復元の仕方 もし仮に味方同士で傷つけあってしまった場合、この砦の最深部ある治療法を真似して治療するように。なお、この紙はコピーして全ての要塞に入れておくこと。治療法がわからないときは、すぐに本部に連絡すること。]

「暗黒復元って何だろう。すいこまるは知ってるかな?」「そういえばふれこまる。すいこまると連絡取れるか?」「取れねぇだろ。取れてたら今頃もう助けてるよ。こんなところで電話使えるわけないだろ。」「本部・・・本部・・・とりあえずこの紙はしまっておこう。」

溶岩兵隊:「コラっ!何をしとる!首を撥ね飛ばすぞ!」

「とっち君、この意識操作ゴーグルで相手を乗っ取って!」「え?どゆこと?」「いいから!あいつに照準を合わせて乗っ取って!それであとはあいつの意識に入るから、操作していけばいい。それで調査してきて!」「凹形」

「よし!合わせた!乗っ取るぞ!」「あれ!オンチISマ!どうした!」「とっちISマだろ。このゴーグルで意識を乗っ取っている間は本人は意識を失うんだ。簡単にいえば意識があっちの体に移っているって感じかな」

「とっち!がんばれ!」

〜とっちISマの方では〜

「先輩!聞こえるか!」「聞こえる!今どこ?」「宝部屋にいる。いくら味方だとしてもあの財宝を盗むのはいけないから、とりあえず財宝はほっといて、牢屋に行こう。」「OK。できれば他の人を寄せ付けない方がいい!」


「今、第3牢室に着いた。」「すいこまるがいるなら伝えて!」

「あっ!すいこまる!」

すいこまる:(しまった見つかった!)

「俺はとっちISマだ!助けにきたぞ!」「嘘つけ!その姿!」「落ち着け!これはアイテムだ!簡単にいうと、こいつの意識を乗っ取ったんだ。とりあえず鍵はあるから、牢屋を開けるぞ。」「そういうこと?!」

他の溶岩兵隊:「おい!兵隊No.26!なぜ牢屋を開けているんだ!お前変身だな!潰すぞ!」

「おいくたばっとけ!」

ボコッ!!!

「あああああ!26!今日はどうしたんだ!」

「すいこまる!逃げるよ!」「桶。」

〜 〜 〜

「よかった!すいこまる無事だったんだね!」「お兄ちゃんに会えてよかった!あの牢屋ね、ぐちゃぐちゃになるぐらい怖かった!もうとっちISマが来るとき、ほんと疑っちゃったよ。」

「そういえばすいこまるちゃん。なんかさ、牢屋の中で聞いた情報とかある?」「そう。一回誰か助けにきたんだけど、そいつが捉えられて牢屋に入れられたんだよ。その時に、敵同士が斬り合ってた。そん時、『中心部に薬をとりに行こう』みたいなことを言ってた。」「なるほど。もしかしたら、私の予想なんだけど、あいつらの武器に斬られた時に、暗黒物質が体に入って攻撃を始める。それで薬で治さなきゃいけない。」「うーん、じゃあその薬奪えば、相手の自滅狙えるのでは?」「それはそうだね。加えて、私たちが攻撃された時に治すこともできるから、その案がいいね。」「早速『意識操作ゴーグル』を使おう!」「はい。ふれこまる君。」「何で俺???」「提案したのが君だからね。」「そんな不平等最悪だよ!」「文句言わずに早く行ってきなさい。あいつらにバレたらそくあやめころししなさい。」「うん!わかったよぉ!」


第三話に続く


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ