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四大天使の家?城?

◼️明日に備えて全員に部屋に戻り寝るように言って自分のベットに入ろうとした瞬間、服の袖を捕まれた。

「海斗さん」

「なんでしょう?アリシア様」

◼️見なくてもわかる声のトーンからアリシアは少し怒っている。

「今の言い方だと私も部屋に戻れって言われたきがするですが?気のせいじゃないですよね」

「気づかれました?」

「それは勿論」

◼️お互い笑いあって海斗が訴えた。

「アリシア頼む!寝かせてくれ!」

「?寝ればいいじゃないですか?」

「お前ねぇー」

◼️泣いてたシルフィーが笑っている。

「シルフィー助けてくれ」

「どうしようかなぁー?」

「頼む俺が出来ることならなんでもするから!!あっ」

「言いましたね。いいでしょう言ってあげます。アリシア、団長はね貴女がいるから寝れないのよ」

「どういう今?私がいるとなんで寝れないの?」

「それは団長も男だって訳よ。もし貴女の部屋に団長がやって来て、抱き締められたら貴女は寝れる?」

「寝れないかも」

「でしょー、それを団長は言いたいのよ」

「それは……海斗さん。私を……」

「言うな、言うな、こっちが恥ずかしいから」

「だったら言い方法があります。シルフィー達手伝って」

「いい方法?」

◼️何をするかと思うと、ベットに寝かされ、胴体の部分にアリシア、右腕にはサイゼル、左腕にはガークス、下半身にシルフィーがいる。

「アリシア!お前何考えてるんだ!!こんなん余計寝れんわ!!」

「大丈夫ですって」

「何処が!?」

「失礼しますね。海斗さん」

◼️するとアリシアをがそのまま倒れこんできて、胸部に海斗の頭が埋もれる。

「ママから聞いた事があります。男の人はこうしたら寝れると、お休みなさい海斗さん……」

「うがうがうがが!!(んな訳あるか!!)」

「団長これは諦めるしかありませんね」

◼️シルフィーが何とも言えない声でさとしてくる。

「うががが!(シルフィー!)」

「私も団長の考えと同じですけど、今のアリシアに理解されるとは思えません」

「ゔがが、うが、うががが!(でもな、これ、おかしいだろ!)」

「そうですけど、団長諦めてください」

◼️何故か会話が成りなっていた。

「うががが、うがが、がががががうが!(シルフィー、お前も、変な所に居るんじゃねぇ!)」

「そうですけど、アリシアに言われて仕方なくですよ!本当に」

◾シルフィーは少し照れて弁明する。

「シルフィー、なんで団長の言ってる事わかるの?私全然わからない」

「私もわからない」

◼️ガークスに続いてサイゼルも海斗の言ってる事がわかってない。

「まぁね。団長の性格と、この状況考えたら何となくね。私眠くなってきた。団長明日早いんですから寝てくださいね。お休みなさい」

「ヴガ(おい!)」

「今のはわかった。おいって!言ったな。私も眠いお休みなさい、団長」

「私もわかった!団長お休みなさい」

「ウガ(おい!)」

◼️何故こうなった。全く理解が出来ない、アリシアは普段は良い子なのだが、ちょいちょい人属の常識を知らない事がある。この状況も母親に言われたと言っていたが、アリシアの母親と言えば四大天使の妻故に、海斗でも知ってる有名人だ。真相はわからないが、なんでもアリシアの父親ミカエルを力で屈服させ、妻の座を得たとされる天使で海斗と同じく、近距離、中距離において天界では四大天使を含め五本の指に入る実力者で、家柄もいいと聞いている。そんな母親がこんな状況を教えるとは、噂からしたら想像が出来ない。大方アリシアが母親の言った事を変な方向へ解釈してるんだと思える。

◼️そして次の朝となり海斗は寝不足で、アシリア以外の四人は起きて早々に部屋を出ていった。一番最後にアリシアが起きる。

◼️またこの状況を作った本人に突飛ばされ、ベットから落ちたのは言うまでもなかった。

「アリシアお前なぁー、幾ら俺でもソロソロ我慢の限界だぞ」

「すいません!すいません!すいません!」

「だったらとっとと部屋に戻って着替えて、訓練場に天界門の準備してこい!!」

「はい!わかりましたー!!」

◼️慌てて海斗の部屋を出ていった。

◼️天界門とは、超天使の中でも四大天使に近しい超天使にしか開門が許されてない。地上と、天界を繋ぐ道である。通行するには飛ぶ必要がある位で、開くにはルールはあまり設定されてない。七つの大罪としては天界の緊急時や天界へ速く行きたい時に使っている。開ける天使属は七つの大罪の中にはアリシアを含め二人いた。

◼️訓練場に天界門が開き七つの大罪が全員集まっていた。

「団長飛べるんですか?私団長を抱き抱えて飛ぶなんて無理ですよ」

『飛べるけど?何か問題あるか?』

【え?】

◼️アリシア、ガークス、サイゼル、ガルルが何故なのか疑問であった。

「団長、その魔法私とリュウジしか知りませんよ」

『あれ?そうだっけか?』

「そうでござるよ。団長、その魔法使える様になったはいいものの、魔力消費が激しいからと言って戦場や移動手段は身体強化で走っていたではござらんか」

『あー、言われてみればそんな気がする。そうか、この魔法使える様になったのは、ガルルの国に行く前だったな。確かに、それから使ってないな。アリシアなんなら俺がお前を抱いて飛んでやろうか?』

「団長が私を…」

◼️妄想が始まり自分が海斗に抱かれ飛んでいるのを考えてしまうと恥ずかしくなって、顔を赤らめ手で顔を隠した。

「アリシア、アリシア」

「何?シルフィー」

「団長見てみて」

「団長を?」

◼️シルフィーに言われて海斗を見ると笑っているのがわかった。

「…団長」

『いや、普段の仕返しに少しからかってやろうと思ったんだが、まさかそんな反応するとはな』

「団長!」

『悪い悪い、いくか、浮遊』

◼️海斗が地面から離れ、ゆっくり上に上がっていくが安定しない。

『んー、浮遊だけだと飛べるが安定しないな、なら風魔法で補正っと』

◼️それで左右のブレを失くした。

『これで、いけるわ。シルフィー後任せた』

「了解」

『アシリア、行くぞ』

「はい」

◼️アシリアも翼を出して飛び、海斗は風魔法を足裏に集め加速し天界門をくぐる。ただ白い光景が続く。

『ここは変わらんな、全方向真っ白』

「団長天界門くぐった事あるんですか?」

『一度だけな、当時は浮遊魔法完成してなかったからな、空気を蹴り上がって進んでた』

「空気を蹴るって一体何がどうなってるんですか」

『スタミナはかなり使うんだが、一回上に跳んで後は高速で蹴りを何発も下を蹴り続けるとな、跳べるんだよ。天界門は分かれ道ないからな、それで跳んでいってた』

「ん?待ってください。天界門開けるの七つの大罪じゃ、私だけじゃないんですか?」

『知らないのか?お前の配下の隊長のエルメナスはお前と同じく、四大天使の娘だ』

「エルメナスちゃんがですか!?」

『あれま、言ってなかったか?』

「初耳です!!」

『そうか、悪い、悪い。七つの大罪は団員七種属から一人選抜、各自の部隊も同じ種属から選抜する掟がある。お前が入る前、天使の部隊は決まってたんだが、団員になるってなったらどいつも今一でな。決めかねていたいんだよ。そんな時だったな、アリシアが試験を受けて合格して、七つの大罪の団員になったんだよ』

「そうだったんですね。エルメナスちゃんは誰の娘さんなんですか?」

『なぁ、それに答える前に聞きたいんだが、四大天使の家族って交流とかしないの?』

「基本的にはノータッチですね。自分の管轄守るのが四大天使なんで、地上違って交流はないですね。で、誰なんです?」

『ガブリエル様の娘』

「えぇーー!!!団長が様付けの上!あの人結婚してたんですか!?」

『驚くのそこ?』

「だって、団長は大天使様に対してかなり無礼ですし、ガブリエル様と言えば無口で目付きが悪くパパと同じくらいの人属嫌いで、パパと違って天使属も嫌いで有名な天使ですよ」

『あのな俺でも目上だと思えば様位付けるし、あの人は確かに無口で目付きが悪いが四大天使の中でも一番優しい人だそ。この場合優しい天使って言った方があってるのかも』

「団長のこともそうですか、ガブリエル様が優しいなんて嘘だ!」

『なんで自信満々なんだよ。間違いないよ。お前の父親、ラファエル、ウリエルとも話した事があるがガブリエル様が一番人属にも優しい天使だよ。お前の父親が一番人属嫌いだよ』

「…にわかには信じがたいですが、団長が言う事に嘘があるとは…思えない…でもあのガブリエル様ですよ!」

『そうだよ。そのガブリエル様だよ。あの人は引っ込み思案なだけで、普段は威厳の問題で顔や目付きを恐くしてるんだよ。てか、お前の父親の人属嫌い半端かなったんだぞ。話そうとするなり、空気を吸うなとか無理な事言い出して、話が進まないのなんのなかったぞ』

「なんか、すみません」

『少しスピード上げるぞ。付いてこいよ』

「了解」

◼️風魔法の足裏に圧縮した物を強めにして加速した。本来なら天使属でも四時間掛かる道行きを、一時間程度で抜けられた。

『参考になったな、天使属の全力が俺の半分も使わないスピードとはな。大丈夫か?』

「団長……早すぎです……付いていくのがやっとでした……」

『さてまだ時間はあるな、店を回ってもいいが、地上と違って変わってる面があるとは思えないどうするかな』

「なら……団長……家来ませんか?」

『家ってお前の?』

「はい……パパに連絡する時、ママにも連絡したんですが、団長に会ってみたいと、それをたまたま、聞いてた妹達も会ってみたいそうです」

『そうだな、父親に挨拶に来たていなんだから、お前の母親に会わんのも変だないいぞ。案内してくれ』

「わかりました。付いてきて下さい」

◾アリシアは更に上の層へ向かって飛ぶ、それに海斗も付いていく、流石四大天使の娘と言った所か、天界のルール上、上層に住めるのは身分の高い天使だけだと記憶している。

「で、団長本当には何しに天界に来たんですか?」

◾突然アリシアが話をふってきた。

『何って、お前の父親に挨拶に……』

「建前はいいです。団長の事ですから何かしらあってパパに会いに来たんですよね。今の地上の状況で、幾ら結婚した父親に挨拶するためだけに天界までくるなんておかしいです」

『……バレバレか』

「それは勿論」

『なら先に謝っとく、アリシア本当にすまない。これは団長としてでなく、一個人の工藤海斗としてだ』

「怒るかどうかは理由と内容を聞いてからにします。何をするきなんですか?」

『俺はお前の父親と闘って、大天使のババアを引きずりだす』

「大天使様をですか!?」

『驚く事か?アイツはくさっても天使属のトップ、もし俺とお前の父親が闘っていたら天界へのダメージは大きい。それを見過ごすとは思えない』

「それは、そうですが、だったら何故パパを通すんですか?そこがわからないんですが」

『天使属の形式上、七つの大罪団長の地位を使っても大天使のババアに会うには最低三日かかる。シルフィーが代行で俺の地位を使い、大天使に会った俺が魔剣を手にした時の様にな』

「ですね。大天使様は別格ですから」

『そうなると、最低でも七つの大罪団長の俺とアリシアか、エルメナスが現状地上をあけることになる。もしその間に王国がデーモンどもならまだいい、四天王に攻撃を受けたらどうなるか』

「王国は滅亡して、七つの大罪メンバーも死ぬと」

『そうだ。俺は団長としてそんな決断は下せない。だからつてのある四大天使に会いソイツと闘って、引きずりだすそれが早い。お前の父親である必要はなかったが、お前と俺の関係は人属嫌いの父親にはかっこうの餌になる。アイツは報告した瞬間怒り俺に闘いを挑んでくる。それを大事し、大天使のババアを引きずりだす。それが今回天界での最終目的だ。俺もシルフィーの事は言えんな、どんな形であれ俺はお前の父親、父になる天使を大天使の踏み台にするんだからな』

「団長それは違います」

『違わないさ』

「違います。シルフィーは自分の為に私を使いました。ですが、団長、海斗君は地上に住む全種属の為にするんです。シルフィーとは決定的に違います」

『アリシア……そう言ってくれて助かるよ。話は変わるが、にしも結構上がるな、そんな上層に家あるのか?』

◾話している間もそうだが、かれこれ一時間は飛んでいた。

「はい、もうつくと思います。見えました。ここです」

◾黄色の雲を抜けると、目の前には金色の柵で囲われた王城も負けそうな家?別荘?城?が建っていた。

『デカイ、それに』

◾気になったのは柵越しにも見えるが、正面が本邸として何故か、そこにつくまで左右に大きな家が六つも建っている。

「ここが私の家です」

『……アリシア、これ家と言うか城だろもはや、それになんだよ。両サイドに見えるトータル六件の家ぽいのは』

「あれは兄妹や姉妹の家です」

『はい?だったら正面の城はなんだよ。家なんだろ』

「正面はパパとママの家兼、下級天使達との交流する場所です」

『じゃぁお前……家の敷地内に自分の家持ってんの!?』

「そうなりますね」

『マジか、ちなみに聞くが兄妹達の家の規模は?』

「そうですね。七つの大罪の拠点より少し小さいくらいですね」

◾七つの大罪の滞在してる拠点の家は泊まる配下や七つの大罪団員が泊まる為、最低でも千人は泊まれる規模になっている。それより小さいとなると最早家とは呼べない広さがあると想像できた。

『そうか、案内頼む』

「こちらへ」




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