表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狐御使いちゃんの獣神さま育成ものがたり  作者: 黒狼クロ
災いの森と狩人と
9/33

森の狩人?

 更新が遅れてしまい、すみません。

 ある程度生活が落ち着いてきたので、次からはもう少し更新ペースが速くなる……ハズ。

 ……おーい、私の声、聞こえてる?


(……? だれ?)


 ……おっ、聞こえてる。気絶して運がというかなんというか。


(あなたは、だれなの? どこかききおぼえのあるこえだけど……)


 私のことはまた今度。あんまり時間がないから手短に話すね。君の目が覚めたら、君の目の前にいる人を守り通すんだ。何があってもね。それが今、君がすべきことなんだ。


(……? なにがあっても、まもりとおす?)


 そうだ。たとえ君が”命を捨てることになっても”ね。


(いのちを、すてる? とつぜんなにをいって……)


 ……そろそろ時間かな。大丈夫だよ。それが今の君の主であるミコトさんのためになるんだし、君も完全に死ぬわけじゃない。とにかく、目覚めたときに目の前にいる人を全力で守るんだ、いいね。


(……ちょっと、まってよ、まだ、はなし、の、とちゅ、う……)


………………

…………

……


 わしゃ……わしゃ……


(……? なんだか、あったかい?)


 わしゃ……わしゃ……わしゃ……


(……それに、きもちいい)


 ……もふっ


「ふわぁっ!?」


「あぐっ!」


 突然、背筋をゾワゾワっとした感覚が襲い、体が跳ねるように起きる。すると、頭が何かにぶつかった感覚がした。


「……いたい」


 声のする方向を見ると、誰かが顔を抑えてうずくまっている。


「あの、えっと、大丈夫……ですか?」


「あ、目、覚めた? 体、変なとことか、ない?」


「あ、はい、私は大丈夫ですけど……」


 目の前にうずくまっている人を観察する。少し涙目になりながらも私を見つめるのは少し鋭く赤い瞳。毛並みも同様に鮮やかな赤、ぴんと立った大きな耳、サラサラとした大きなしっぽ。おそらく狼人族の女性だろう。身長は私より少し高いくらいかな?


「勝手に、しっぽ触って、ごめんね。でも、目が覚めて、よかった。もう手遅れかと、思った」


 そういわれて、目覚める前に何があったかを思い出す。周囲を見回すと、イノシシもどきの死体が倒れていた。そっか、この人があのイノシシもどきを倒してくれたんだ。でも結局私、疲れて気を失っちゃったんだっけ。


「さっきはありがとうございました」


「ううん、人を守るのが、たぶん、私の役目、だから」


 人を守るのが役目?


「ええと、あなたは一体?」


「わたしは、ロズ、だと思う。この森の、狩人……多分」


 私の問いに対して、どこか曖昧な返事が返ってくる。『だと思う』? 多分って、いったいどういうことなんだろう?


「ええっと……」


 続けて質問しようとしたところ、狼人族の人……ロズさんに遮られる。


「まあ、話はあと。とりあえず、移動しよう。ここは、危険。いつあいつらが、襲ってくるか、わからない」


「は、はい」


 ……あんな恐ろしいものが闊歩しているんだ、この森。初めて地上に来て、こんなやばそうなところに降りちゃうなんて、なんだか幸先悪いなぁ……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ