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はじめに
彼の職場は少々変わっていた。と言っても、一面紫の不思議部屋という訳では無く、側から見ると完全に面接だった。中身も面接に近かった。何処が変わっているのか、それは偏に彼の存在に起因していた。そう、彼は
神だった。
神である彼は、死んだ魂の転職先を指定する事を仕事としていた。
これは彼の仕事を貴方達に伝える事を目的とした、PR小説だ。軽い気持ちで読んでいって貰いたい。
ところで君達は神を知っているか?
知らない人の為に軽く紹介しておこう。
神とは
万能
では無く、神といえど働かねばならない。
そしてその職場での成績に応じて位階が上がる仕組みとなっている。
成績が悪く、位階が低い者は神堕ちとして上位神の奴隷、又は現世に堕ちて「人」となる。
とまぁこんな所だ。
では、ゆるりと読んでいってくれ。