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〜私の想い出いくらですか?〜
ここは記憶屋。
どこにでもある普通のビルのワンフロアに存在する。
記憶屋とはものに値段をつけて売買する店である。
だが単純にものを売買する訳ではない、ものに関する人の記憶を売買するのだ。
値段の付け方は記憶の質に左右される。ここには様々な海外を旅した鞄、一人の持ち主に50年以上使われたピアス、人を殺した凶器などいろいろなもの、つまり記憶が売っている。一人の人間としての人生、たとえば殺人鬼の人生や料理人、サラリーマン、消防士などの様々な人生をものを買うだけで体験できる。
だが、この店に入ることができるのは一生で3回だけ。
そして、ある条件を満たした人だけが入店することができる。
今日はどんな人が何の目的で来店するのでしょうか?
今日からコツコツ書いていきたいと思います!
初めての作品なので至らないところもあると思いますが、そこは大目に見てくださいm(_ _)m