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魔法少女アリウムフルール!! 魔法少女を守る魔法少女の話 + 魔法少女を守る妖精の話  作者: 伊崎詩音
新学期とバレンタインと進路の話

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会議を終えて

それでも頭を撫でられるのは心地いいので目を細めてしまう。うーん、我ながらちょろい。


「さながら飼いならされた猫ね」


「お前が言うか?」


「どういう意味よ」


私の状態を猫、と表現した朱莉に碧ちゃんが茶化す。うん、朱莉に猫とは言われたくない。この中で一番猫っぽい性格している人にだけは。


なんてことをしている内に話題の方は移っていって改めて自己紹介、という流れになった。委員長という新しく加わる。少なくとも魔法少女という括りでは一緒だし、既に巻き込まれている側の人物だからね。


名前と顔、魔法少女名くらいは覚えて帰ってもらわないと。


「じゃあまずはボクから!!黄瀬 舞って言うっす!!魔法少女名は疾駆の魔法少女クルボレレ。歳は14っす」


いの一番に自己紹介をしたのは我らが先鋒クルボレレこと舞ちゃん。いつも通り元気いっぱいカレーを頬張りながら委員長によろしくと手を上げる。


委員長もよろしくと言いながらラーメンを食べる。二人とも、お行儀が悪いよ。


「ウチは村上 碧。魔法少女名は激流の魔法少女アズールだ。歳は15。こいつらのまとめ役ってとこだな」


「碧ちゃんは村上じゃなくてそろそろ諸星を名乗った方が楽なんじゃないですか?あ、私は本田 紫です。歳は舞ちゃんと同じ14で、色彩の魔法少女アメティアを名乗ってます」


「紫の役割は参謀。作戦立てたりとか本部と連絡とったりとかね。で、私は陽炎の魔法少女シャイニールビー。本名は金本 朱莉。13よ」


それぞれ魔法少女名、本名、年齢や役割なんかを軽く自己紹介する。これで全員の名前はとりあえず分かったかな。


細かい趣味とか性格とかはこれからの付き合いで分かってもらうとすることにしてさっくりとした自己紹介はこんなものだろう。


あとは分かってる面々なのでスルーしてたんだけど、委員長からしないの?という視線が投げかけられてきた。


「えっ、私達もやるの?」


「やらないの?」


むしろ何故やらないのかという問いかけに私と千草は困惑する。えっ、だって知ってるよね?千草と今後は顔を合わせてどうするかをアイコンタクトで相談している内に墨亜の方が手を上げて自己紹介を始めてしまった。


これは私達もやる流れだ。


「墨亜は11歳!!綺羅星の魔法少女ノワールエトワールだよ!!ノワールって呼ばれてる!!」


「流石墨亜ちゃーん!!よくできましたー!!」


「きゃー!!」


自己紹介をしてくれた墨亜に抱き着いて二人でキャーキャー言って楽しそうだ。仕方ないので私も自己紹介をするとしようかな。

皆知っている顔なのにわざわざ自己紹介するなんて変な話だけど。


横を見ると千草はやるのかめんどくさいという顔をしている。相変わらず案外めんどくさがりなんだよね。


「諸星 真白です。歳は16。花びらの魔法少女アリウムフルールを名乗ってます。障壁魔法と治癒魔法が得意です」


「緑川 千草だ。歳は真白と要と同い年だ。翠剣の魔法少女フェイツェイとして活動してる。……なんだこれ」


何をさせられているんだと言わんばかりの千草をまぁまぁと宥めて、皆に倣って自己紹介を終えると委員長は満足げだ。こんなので満足してくれるなら安い物でしょ。


委員長が頑張ってラーメンを啜ろうと試みているのを見届けてから、委員長にも催促する。皆がやったんだから、委員長もねという意味を込めてだ。


それをくみ取ってくれた委員長も先ほどとは違う内容で自己紹介を始めた。


「改めて、雛菊 要です。魔法少女名はまだ無いですけど、氷属性の魔法が得意です。歳はさっき千草が言った通り16。皆、これからよろしくお願いします」


ペコリと頭を下げて締めくくると小さく拍手が上がり、これで自己紹介は一巡という訳だ。これからは転校初日よろしく、お互いの質問交流かな。


委員長は面倒見が良いし、既に気兼ねなく会話してるから問題は無いと思う。


「はーい!!皆に質問!!バレンタインデーはどうしてますか!!」


これだよ。


夏に入ろうというタイミングでバレンタインの話。正気か?!

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― 新着の感想 ―
[一言] バレンタイン 僕は毎年妹と交換だよ
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