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最後の作戦会議


ミルディース王国の復活と私の女王即位の宣言が終わったその日の夜。私たちはミルディース王国の王城、ブローディア城の大広間に一堂に会していた。


「こうして全員で集まるのは初めてね」


「初めましての人達も多いけど、壮観の一言だね。皆、何かしらの一流だって言うのは雰囲気だけで分かるよ」


「そうですね。その末席に座っているというのは緊張します」


ミルディース王国女王の私。スフィア公国領主、リアンシさん。ズワルド帝国王弟、スタン君。妖精界の中でも王族と呼ばれて、それぞれそのトップ或いは2番手にいる存在である3人は円卓の中でも隣り合った位置に座り、この光景を緊張感を持ってみていた。


「末席って、君はこれから兄であり帝王のレクスを王座から引きずり下ろす役割があるんだよ? 末席なんて言ってられないだろう?」


「私だって表舞台に出ることにしたんだから、スタン君も覚悟を決めないとね」


「覚悟は決まっていますよ。ただ、リアンシ兄さんの言う通りここにいるのは一流の人達ばかりだ。戦士としても技術者としても、指導者、指揮官、色々な分野の一流。下手なことを言えば僕らの立場でもボコボコにしてくる人達ばかりを相手にするには緊張するよ」


そりゃ下手なことを言うのが悪い。リアンシさんと口を揃えてそう答えると、スタン君は苦虫を嚙み潰したような顔をして、大きく息を吐いて気合を入れ直していた。


溜め息じゃないだけしっかりしてるよ。目標設定がちゃんとしている証拠だ。こんなところでビビってる場合じゃないと気合を入れなおしているのは男の子だなぁと思う。


「しっかりしてよ」


「わかってる」


スタン君の隣には当たり前の顔をして墨亜が座っていて、もう定位置ヅラだ。貴女、そこにいることが周りにどう映っているのか分かっているのかしら?


こりゃ私たち3姉妹は全員家から出るようね。ま、光お義母さん辺りは早々に予想している気がするけど。悲しむのは玄太郎お義父さんかな。あの人も大概子煩悩だからなぁ。顔つきはいかついんだけど。


「全員、集まったわね」


錚々(そうそう)たる面子が集まったというのは間違いない。メンバーだけでも軽く列挙してみよう。


『花びらの魔法少女』アリウムフルールでミルディース王国女王、諸星 真白。

『翠剣の魔法少女』フェイツェイこと、天狗の力を獲得した現役最強の魔法剣士、諸星 千草。

『綺羅星の魔法少女』ノワール・エトワール。未来視と遠見の魔眼を有する狙撃手、諸星 墨亜。

『竜撃のシャドウ』。人類史上初の男性魔法使いかつミルディース王国王弟、諸星 真広。

『激流の魔法少女』アズールは我らが頭領(リーダー)、諸星 碧。

頭脳明晰な人類の魔女でありスフィア公国領主の婚約者、『極彩色の魔法少女』アメティアこと本田 紫。

『絶炎の魔法少女』シャイニールビー。現代最強にて獅子と竜を従える炎の王、金本 朱莉。

『氷華の魔法少女』グレースア。フェイツェイの相棒にして雪女の力を操るトップクラスの氷魔法の使い手。雛菊 要。

『轟雷の魔法少女』クルボレレは史上最速の魔法少女。それ以上語る必要もないのが黄瀬 舞という少女だ。

『影鎌の魔法少女』リエンダオこと『魔法少女協会』の二代目会長で番長。田母神 明依。



集結した魔法少女は以上ってところかな。まぁ、つまるところいつものメンツだ。こうして思い返すと、名字なんかは久しぶりに頭に思い浮かべたと思う。

因みに人間界をS級魔獣から救った大英雄、最初の11人の魔法少女である『千里眼の魔法少女』ヴェルダーこと雛森 鈴は協会本部で番長の代わりを務めている。


元々バリバリのキャリアウーマンであり、もう変身は禁止されているものの歴戦の魔法少女。情報解析と収集のプロフェッショナルである彼女以上の適役もそういない。


他にも『魔法技術研究所』の所長である東堂 淳弥氏。ミルディース王国の元魔法研究のトップであったピットゥことピットお爺さん。


先ほども言った私の隣にいるスフィア公国領主リアンシさん、ズワルド帝国王弟のスタン君。


人間界から飛び入り参加した超新星。自称『メモリースターズ』の中心人物の新城 昴とその仲間達であるリベルタさん、リリアナさん。


他にもレジスタンスや公国からの役人さん達が大勢。書記さんや庶務役さんなどメインのテーブルに着いている主要メンバー17人以外よりも多くの人々がこの大広間に集まっていた。


「これより、最後の作戦会議を始めます」


名前思い出すのが一番時間かかりました(白状)

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― 新着の感想 ―
メモでもしていないとこれだけの面子を覚えるのが大変です(笑) 特に千里眼の雛森さんとか、500話以上前のことだし忘れられても仕方がない。 某マギクラフト・マイスターだと、定期的に出てくる予定のキャラが…
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