表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イメージレコーダー  作者: 天之屋エニシ
2/4

(2)

 実を言うと私、自分の本当の声が苦手なんです。

 当然知ってますよね、喋っているときの自身の声と、マイクを通したときの声が違っていることを。しかも、マイクを通したときの方こそ、自分以外のヒトが聞いている声だという事も。

 どちらの声が本物のなのかを考え出すと、哲学的な思考の罠にちてしまいそうです。だから、便宜的に「マイクを通したとき」を本物として進めますね。

 ブログだけでは分からない私の声、少し鼻に掛かって、ちょっぴり高めで、渋さなんてカケラもない。こうして文章化するために、落ち着いて分析するのもかなり勇気が要りました。

 だから、守備良くアイデアを録音できても、確認するのに躊躇ちゅうちょしてしまい、ついつい放ったらかしになってしまうんです。


 分かってもらえましたか? 私にとってのボイスレコーダーの弱点。この殆どを解決してくれるのが、イメージレコーダーです。

 新聞の新商品紹介欄で見た瞬間、私の購買意欲は水に漬けたワカメちゃんのように膨れ上がり。直様すぐさま、インターネットで検索して購入方法を確認すると、一も二も無く注文してしまいました。


 さて、一見とんとん拍子に進んでそうな入手プロセスですが、実はちゃんと紆余曲折が潜んでいます。

 まずは、その高額な値段。

 浮かんだアイデアを逃がさない。だから、詩や小説がばんばん書ける。すると、一冊位は本が出せる。その本は、数多のアイデアから選りすぐったもの書いているから、ひょっとするとヒットするかもしれない。本がヒットすれば、イメージレコーダー何個分ものお金が手に入る。

 なんて、風が吹いた時の桶屋も真っ青の強引な出世払いを持ちかけて、それは何とか工面しました。


つづく

続きです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ