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イメージレコーダー  作者: 天之屋エニシ
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 やっと届きました、イメージレコーダー。

 注文したのが高級機能版だったせいもあって、入荷四ヶ月待ち。どれ程待ち遠しかったことか。


 皆さんも知っての通り、脳波から発生する言語情報を音声保存するこのメディア。あと数十年は実現不可能とされていた最新技術を応用しているだけあって、まだ大量生産出来ないんですよね。

 散歩や通勤中に浮かんでくる名作や名文。メモを取れなかったばっかりに、今までは忘却というゴミ箱に泣く泣く捨てていました。

 でも、そんなの悩みとはもうおさらばです。飛躍的に上昇する、ブログ更新回数。いては作品化されて行く、ナイスなアイデア。妄想使いの私にとっては、もう夢のような毎日の到来です。

 こうなったら、頭に取り付ける無数のコードをさりげなく隠す、お洒落な帽子を買うしかないですね。


 勿論、これまでだって手をこまねいていた訳では無いんですよ。ボイスレコーダーを買ったのもその対策の一つ。

 でも、このボイスレコーダー、いささか難物でした。

 まず、ポケットから取り出すのが手間です。それがズボンのポケットだった場合、車の運転中だと、赤信号まで出せません。上手く出せても、見た目が携帯に似ているので、お巡りさんに見つかったら厳重注意されるかも。

 次に、ネタを言葉にするのが困難です。不思議なもんで、脳内ではあふれる奔流ほんりゅうの様だったアイデアが、血管の中で詰まるドロドロ血のように喉を通過するのは拒むのですから。

 まだあります。一番の障害かもしれません。


つづく

ブログで掲載したものの改訂版です。

小説なので、イメージレコーダーが実在しても、その仕様が一致していたとしても、偶然です。

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