第五話 深い森の奥へ?
はい、今回は、短いです。
理由は、見てもらえればわかるかと。
それでは、どうぞ!
ーー第五章 深い森の奥ヘ?
「では、行きますか!」
と、俺は言った。
「どこへ行くの?」
「うーん、森の方行ってみますか。」
「そうだね。まだ、森には行ってないわね。」
(と、いうより平原、海辺以外全部行ってないような気がするのだが)
ーー森の入り口
「うわ、暗いな〜なかなか広そうだし迷いそうだなぁ」
とユウヒは言った。
「目印は、必須か。一応、安全の為にロープで互いの身体を結んどこう。
俺は、ユウヒに了承を取ってから、互いの身体をロープできつく結んだ。
ーー森の中
「一応、目印はつけているけど、もう、結構歩いたよ。」
「この先になんかあるような気がするんだ。」
そうして俺たちが歩くこと、1時間。ついに、俺たちは明らかな変化に気づいた。
「霧が濃くなってきたな。今日はここら辺で引き返すか。」
俺は、後ろを振り向きながらユウヒに言った。
しかし、ユウヒはいない。
念のためにロープで身体を結んでいたのだが、そのロープは、鋭利な刃物か何かで乱雑に切られていた。いやな予感がした。
「おーい、ユウヒ!どこにいるんだ?」
しかし、返事は聞こえない。
俺は、焦った。ここで見失ったら二度と会えない気がして。
俺はがむしゃらに走り、ユウヒを探した。
もう、何度走りながら木を避ける動作をしたのだろう。
俺は、スタミナを温存するために最低限の動きで木を今回も避けた…はずだったのだが。
「ゴツン!」
俺は木に当たったのかと、思ったのだが、それは明らかに木とは異質な音だった。
「痛たたたた。」
遅れて頭に衝撃が来た。
霧が深いなか、よく目を凝らしてみると、そこは、遺跡のようだった。
(なぜこんなところに遺跡が?
うーん危険だろうけど行くしかない!
もしかしたらユウヒだって、これを見つけて中に入ったかもしれない。)
どうにかして俺は、入り口を見つけた。
よし、こうなったら覚悟を決めて。
(突撃!!)
などと心の中で思うことで恐怖が多少、薄れたように俺は感じた。
中に入るとそこは、まるで別世界、のように俺は感じた。
それは、明らかに異質、そして現代よりもずっと先の空間のように思えるからだ。
俺は正面に気配を感じて、1本の柱の裏に隠れた。
話し声が聞こえる。
「たしかに、人の気配を感じたんだよな。」
「多分、気のせいだ。」
明らかに、俺を敵だと認識している。
俺は、直感でそう理解した。
(少なくとも、今は相手の情報が少なすぎる。
どうにかして、相手の戦力を確認しなければ。)
そう思った俺は、身を少し前に乗り出した。それが、間違いだったのかもしれない。
俺は、足元にあった小石に気づかずに
1歩前に踏み出した。
「カランコロン」
と、小石が転がる音がした。
「誰だ!」
やばい、猛烈にやばい。
この状況下においては、もう戦うしかないだろう。
「もう、どうにでもなれ!」
俺は、持っていた鉄パイプを手に取り、相手の前に躍り出た。
が、相手は人では無かった。
「コボルト」と、言えばいいのかわからない俺より少々小型なそのモンスターはいきなり、襲いかかって来た。
いかがでしたか?
作者自身書いていて、すごく短く感じたのです。
次回は、バトルパートかな?
その影響で今回を短くせざるを得なかったのです。
それでは、短かったですが、また。