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少女居候日記 ~短編物語集~  作者: 古見 竜
第一章 少女と犬と謎の薬
3/8

第三話 居候の何か

久しぶりの投稿ですね。

 その数日後……。俺が家に帰ってくると、いつもは玄関で、お帰りなさいと言ってくれるはずなのに来ないのである。


いつもと少し変だと感じた俺は、自室に戻り、しばらく考えてみることにした。


(雫の好きなもの……)

俺は考えてみたスルメイカ……何か忘れている気もしないけどと、気にしてみたが分からずじまいだった。

その後も結局、分からなく、一日は過ぎてゆくかと思ったが

―夕食を食べ終わってからのことだった。


「じゃあ、お先に失礼します」

そう言って雫は一人部屋へそそくさと自室に入ってしまった。それも楽しそうにだ……。

それを見た俺は早々に飯を食って、雫の部屋のドアに聞き耳を立ててみた。


「ワン!ワンッワン」

俺はすぐに分かった。犬の鳴き声だ。現状の事態を把握して雫の部屋へと入ってみる。


雫は驚いたように体をびくっとさせた。そこには犬の姿もあった。

「ど、ど、どうしたのですか?」

(いや、そこは素直に話せよ)

「今日はいつもと変だったから」

「……すいまっしぇーん」


雫の方が下がって反省してるように見えるが、言葉が少し反省していないように見えた。まあ、そこはスルーして。

「大丈夫だよ。そんなに落ち込まなくたって。怒ったりしないから。」

「本当か??」


突然、渋い声が雫の背後で聞こえた。

「ワンちゃんがしゃべった」

雫が言ったように、犬がしゃっべたのである。俺は戸惑いながらも首を縦に振りうなずくそぶりをして見せた。


「うん。大丈夫。大丈夫」

「本当かワン?」

「うん」

そしてしゃべる犬がいえに住み着き始めた。

これでまた、俺の家は後々騒動に巻き込まれ始めてゆくことになる。

次回:第四話 犬との会話


俺「雫さんは噛み神ですね。」

雫「噛み神?」

俺「噛みまくる神かな。」

犬「そうですなあー」

雫「ちょっとーやめてくださいよ。」

犬「なんかにょたいかなんてものがあるらしいよ。」

俺「!?」

雫「やめてください。フブ。」

犬「にょたいかやく。」

雫「…っ!見せないでください。」

犬「にひひ」

俺「…」

「まあ、次回をお楽しみに。」


~私的用メモ~

文字数(空白・改行含む):698字

文字数(空白・改行含まない):663字

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