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第7話【ドーム】



「ねえねえ、マサオー」


「なんだい、ヨシオー」


「よく、とてつもなく大きなものに関して東京ドーム何個分みたいな例え方をするようなテレビ番組があるけど、実際、東京ドーム1個分の大きさがどの程度の大きさなのかパッと思い浮かばないので、結局、自分の中でそれに対する大きさが分からずじまいな結果になりがちな件に関してどう思う?」


「あれはよくないねー。小さい方のパターンに関してはタバコの箱なんかがよく使われるので分かりやすいけど、確かに東京タワーは日頃大きさを意識して見る事もないので、これは考えていかなければいけないテーマだと思うよ」


「よし。考えよう」


「うん。そうしよう」


「うーーーーーん」


「うーーーーーん」


「何か良い案は出たかい?」


「ちょっと待って。まだ考え中だから」


「どのくらい考えているんだい?」


「東京ドーム12個分かな」


「ははははは!言ってくれるよ」


「そーだ。思い付いたよ」


「おっけい。聞かせておくれよ」


「今度から大きい方のサイズを表現する場合もタバコの箱と比べるようにしていけばいいんだ」


「なるほど。そいつは気転を利かせた良いアイデアだね。そもそも、何かのサイズを計る物自体を変えていたって事が大きな間違いだったということに気付かせた差別反対の前向きな精神も発揮されているところが流石はマサオだと思ったよ」


「ありがとう、ヨシオ。ヨシオがいつもそうやって何か質問してくれるから僕もアイデアが思い浮かぶわけであって、そこに関しては今後も持ちつ持たれずの関係でやっていこうよ」


「流石はマサオ、またしても差別反対の平和な解釈で答えてくれたね」


「あ!お客さんが来たよ」


「あ!ほんとだ」


「いらっしゃいまっしょーい」


「ありがとうございまっしょうぇーい」



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