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第3話【ジュース】


「ねえねえマサオー」


「なんだいヨシオー」


「ジュースだと思って飲んだら水だった時の味気なさについてどう思う?」


「あれはいけないと思うよね。ベロが完全にジュースの感じになってしまっているから、意表を突かれた味わいにベロが対応しきれない感じだとは思うんだよ」


「そんな感じだよね。結局、人間は脳によって味覚や嗅覚を認識しているわけだから、仕方のない事と言えば仕方のない事なのかもしれないね」


「そーだね。だから僕等が脳のメカニズムをシッカリと解明していかなきゃいけないんだ」


「科学だよね」


「未知だよね」


「追求するってとっても大事なことだよね」


「行ってきまーす」


「行ってらっしょーい」



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