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3つの部隊長は半分人間  作者: タッピー
半分人間のままなんだけど?!
1/2

なんか色々ありすぎる

初投稿です!2週間に1エピーソード投稿を目指して頑張りますので、面白いなと思ったら続きを待っていてください!

バキバキッ ドンッ─────────

「ありゃー、・れが・・・・・・やっ・・よ・・・・・・・・・」

・・・誰?──────────────



「おはよう!ゆい」

「おはよー」

僕は田上たのうえゆい中学2年生、女の子。このクラス2年3組のみんなと仲が良い。だがしかし、

「ゆいー、今日の数学のテスト勉強したー?」

隣の席に座った友人が話しかけてきた。

「勉強めんどくさくって、やってなーい笑」

ぼくは笑顔でそう答える。

「そう言って〜、また高得点取るんでしょ」

「そんなことないって」

本心では早く帰ってゲームしてぇ〜、と思っている。

僕、実は結構な猫かぶりなんですっ☆

元々は友達が好きだったけど、最近は刺激的なこともないし、つまんないんだよね〜。まあ、キャラ変もめんどいから猫かぶり続けてるけど。さ、今日はテストだから勉強しよ。


放課後


「ふぅー、学校終わった。」

「ゆいちゃん、また明日〜」

「うん!また明日〜」

笑顔で手を振る。誰もいなくなったのを確認してから歩きだす、これが僕の日常だ。つまらない。

「はぁー、家帰ってゲームしよ。・・・ん?何?」

木の上に何か隠れてる?黒っぽいし、何あれ?

そこにいた黒っぽい何かがこっちを見る。

やばっ!気づかれたか?慌てて目をそらす。なんかあの木の下通りたくない。でも遠回りするのもなぁー。・・・・・・そう考えているうちにもう木の下まで来ちゃったよ!大丈夫だ、・・・多分。

そう思っていても現実は違った。

ドォンッ ザシュ!黒い何かに白い光が攻撃したように見えた。攻撃が見事に当たった黒い何かは消えていった。しかし、その攻撃は周辺の枝にも当たっていた。

バキバキッ ドンッ─────

「っー、頭に・・・枝が。」めっちゃ血でてるし、これ死ぬ感じー?家帰ってゲームしたいのに出来なくなるじゃん!やばい、めっちゃ寒くなってきた。

目の前が暗くなってくる。これ意識とぶやつ・・・。死ぬことを考えはじめた、その時、

「ありぁー、これ俺が殺しちゃったっぽい感じ?」

・・・誰?てか殺したっ!?

「俺のせいにされるよなぁー。それは嫌だっ!」

何?何が起こってるの?

「あっ!生き返らせればいいんだ!」

何を話してるんだ?

「回復神術」

「っあれ?生き・・・てる。」

木の枝はぎりぎり当たらないところに落ちている。目の前には青い髪でセンター分けをしている男が立っていた。口元が隠れるぐらい襟の長さの上着を羽織っていて、襟には水色のラインが1本、そでには2本ずつはいっていた。中には白のTシャツを着ていて、腰のベルトにはポーチがついていた。右足には縦に2本のラインがはいっている、黒ベースの服を着ている。人なんかいたっけ?・・・。でも、なんか話してる人がいたような。

「・・・・っそうだ!あなた誰!?」

「あれ君俺が見えるの?俺は神だよ」

・・・・・・は?何言ってるんだこいつ。神って見えるわけないだろうに。

「疑ってる感じー?」

「なんというか・・・大丈夫ですか?」

「っ〜!俺は水神部隊隊長、御河みかわだ!」

はぁ。怒って警察手帳みたいな身分証明書だされても。知らないし。

「えーと、 神様がなんでこんなところに?」

「隊員をつれて人間の安全守ってんだよ。この辺に大量の悪霊やら、妖怪がいるからな。といっても今ので最後だが。」

仕事?なのに悪霊や妖怪退治がめんどくさいとでも言いたそうな顔で話している。てか、さっきの悪霊大量にいたんだ。

「・・・ん?神って戦うんですか?てっきり上から見てるものかと。」

「戦うよ、特に俺ら神部隊は。でも最近は信心する人間が減ってきてて力が弱まってるけどな。だから、そろそろあの家系の人間を神にしないと・・・」

なんかボソッと言ってるけど、人間のこと真剣に考えてくれてるんだ。

「そうだ!君の名前、聞いてなかったね。人ならざるものが見えるのは珍しいんだよ。なんて言うんだい?」

「僕ですか?田上ゆいです。田んぼの田に上で、たのうえ、ゆいは平仮名です。幽霊とかは、たまにみえます。」

「田上でいいかな?見えるなんてすごいね!」

「はあ。」

「あとさ、お願いがあるんだけど神にならない?人ならざるものが、みえるならワンチャンいけるかもと思ってさ!」

何言ってるんだ?100歩譲って、この人が神だとしても、一般人が神に?むりむり、できるはずない。でも、神になれたらすごい刺激的で楽しそうだな。

「とりあえずさ神になれるか、なんの神になれるのか、適性検査だけでもしてみない?1柱増えるだけで全然違うんだよねー。」

つまらない毎日が変わろうとしている。ここでYESと返事をしたら刺激的な日々がまっている。でも僕なんかが・・・。

「・・・なります。絶対になります!!」

気がつけば、僕はそう答えていた。チャンスを逃したくなかったからだと思う。

「あれ?案外必死・・・、でも適性があるか分からないよー。まあ、とりあえずやってみるか。ついてきな」ぼくらは山へ向かって歩き出した。


山の中


ここって神社?全然人いない、でも大きいな。

「ここは淼川びょうかわ神社だ。門に書いてある漢字のとおり川の神、俺の神社だ。」

御河さんが神って本当っぽいな。真ん中通ってるし、それにしても・・・。

「御河さん、本当に信心する人間が減ってきて、弱くなってるんですね。」

「ちがうわ!そんな可哀想な目でみるな!ここは神界、人間は普通は入れないところだ!田上は客として連れてきたんだよ。」

なるほど?どういうことだ?一緒に神界に来ちゃったってこと?疑問をもちつつ、御河さんに案内されて本殿に入っていった。

本殿の中には1つの祠があった。

「じゃあ、適性検査するからな。この祠に触れてみろ。赤は火、青は水、緑は植物、白は空、茶は地、黒は動物、黄は龍だ。光らなかったら神にはなれない。」

この祠で全てがきまるってことか。光らなかったらつまらない日常に戻るだけ。そんな日常には戻りたくない。頼むから光って!

ピカッ!

「っ眩し!」

反射的に祠から手を離し、光を遮る姿勢になる。

「・・・すみません!眩しくて手離しちゃいました。」

「田上さ、一体何者?」

え?めっちゃ真剣な顔してる。

「一般人ですけど」

「3つに適性を示す、それに加えてどれも平均より上、こんなん見たことないんだけど」

いや、そんなこと言われても知らんよっ!?何が普通なんだよ。

「普通は多くても2つ、どちらかの威力が弱まるはずだが、3つ全て力が強いな。強い人なら大歓迎だ!」

びっくりした〜。真剣な顔だからヤバいのかと思った。そんな強いなら無双とかできるのかな?

「だが、いい事だけではない。強いということは危険な任務が多い、それでも神になる覚悟はあるか?」

「もちろん。」

「即答か。一応危険って伝えたからなー。まあ覚悟はあるということで、それじゃあ神になろうか。」

え、小さいナイフ?

「手だして」

言われるまま、手をだす。・・・痛っ。血がでる程度で切られた。右手の小指から血がでている。って、御河さんも小指から血だすの?というかこのポーズ・・・これって指切りげんまん?

「水神部隊隊長 御河により、田上ゆいを獣神、龍神、葉神のいずれかにする。なお、田上ゆいは神となり神部隊として、人間を守るとここで誓う。」

フワッ──────

激しい白い光と共に、御河とゆいの髪がゆらいだ。ぼくらは鳥居の外に立っていた。周りには少し人がいる。現実世界に戻ってきたのか。小指は何事も無かったように戻っていた。

「これで田上は今日から神だ。神部隊員として頑張ってくれ。あと、同じ神どうし敬語はいらん。」

本当に神になったんだ。敬語はいらん、か。なんかかっこいいな。

「分かった!これからよろしく。それで、僕はどこの部隊に所属するの?」

「分からない。田上は明らかに強いからいきなり隊長クラスになるかもな」

いきなり隊長クラスて、めっちゃ嫌われそう。しかも規則とか、なんか術的なのとか知らんけど!?

「まあ、神界に行けば総神管理部隊の隊長が教えてくれるだろう。とりあえず、行ってみるか。飛行神術は・・・まだ使えないと思うし、俺の神社から行こう。」

「飛行神術とか使ってみたい!けど、今は神社から

だね。」僕らはもう一度本殿に向かった。

総神管理部隊の隊長ってどんな人なんだろう。そして、僕は本当に神になったのか?そう考えながら僕らはまた神界に向かうのだった。


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