表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3つの神部隊 隊長は半分人間 〜死に損ないの少女が人間をやめ、やがて神を越え歴代最強隊長になる物語〜  作者: タッピー
半分人間のままなんだけど?!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/8

好奇心の塊

初投稿です!2週間に1エピーソード投稿を目指して頑張りますので、面白いなと思ったら続きを待っていてください!

────────死ぬ。お母さんは・・・。


─────3分前─────


僕はゲームが好きな中学2年生、名前は田上ゆい。

今日はいつも通り学校があり、今は下校中だ。この日、僕の人生は大きく変わった。


「・・・ん?何?」

学校を出て歩いていると街路樹の上に何か隠れていた。

黒いもや?何あれ?


───ドォンッ ザシュ!

黒い何かに素早い水の刃が攻撃したように見えた。攻撃が見事に当たった黒い何かは消えていった。

しかし、その攻撃は周辺の枝にも当たっていた。僕はちょうどその木の下にいた。


バキバキッ ドンッ─────

「っー、頭に・・・枝が。」

僕が頭をおさえるとなにかドロッとしたものがついている。折れた枝が頭にぶつかったのだ。

鼓動が早くなり、本能がこれは致命傷だと知らせている。


「あれ?これ、俺のせいにされるよなぁー。あいつらみたいなのになりたくないよぉ。」

何?何が起こってるの?


「そうだっ!水分操作みくまりのそうさ。」


「・・・・・・っあれ?生きてる。」

木の枝はぎりぎり当たらないところに落ちている。頭の血は・・・流れてない。

目の前には青い髪でセンター分けをしている男が立っていた。


人なんかいたっけ?でも、なんか話してる人がいたような。

意識がはっきりしてきたので冷静に考える。


「っそうだ!あなた誰!?」

「あれ君、俺が見えるの?俺は神だよ」


は?何言ってるんだこいつ。神っているわけないだろうに。

「疑ってる感じー?」


「・・・大丈夫ですか?」

僕は目の前の男がいたい人だと確信し心配する。

「っ〜本物だ!俺は水神部隊隊長すいしんぶたいたいちょう御河みかわだ!」

怒って言われても知らないし。


「えーと、 神様がなんでこんなところに?」

話が噛み合わないので合わせてあげよう。この男が言うには神、は悪霊や妖怪から人間を守ってくれているらしい。


「最近は信心する人間が減ってきてて力が弱まってるけどな。だから、そろそろあの家系の人間を神にしないと・・・」

なんか最後ボソッと言ってるけど、人間のこと真剣に考えてくれてるんだ。今までいくら神に頼んだって叶えてくれることなんてなかったのに。


「そうだ!君の名前、聞いてなかったね。」

「僕は田上ゆいです。田んぼの田に上で、たのうえ、ゆいは平仮名です。」


「田上でいいかな?見えるなんてすごいね!」

「はあ。」

「あとさ、お願いがあるんだけど神にならない?人ならざるものが、みえるならワンチャンいけるかもと思ってさ!」

・・・本当に大丈夫なのか?100歩譲って、この人が神だとしても一般人が神に?できるはずない。でも、面白そう!


「とりあえずさ神になれるか、なんの神になれるのか、適性検査だけでもしてみない?人手不足でさ。」

すごく胡散臭い。・・・けど

「・・・なります。絶対になります!!」


理性が好奇心に負けた。

「あれ?俺が神か信じてなかったのに食い気味・・・。まあ、ついてきな。」


山の中


ここは神社?人はいない、でも大きいな。

「ここは淼川びょうかわ神社だ。門に書いてある漢字のとおり川の神、俺の神社だ。」

御河さんが神っていうことが現実みたいだな。真ん中通ってるし、それにしても・・・。


「御河さん、信心する人間が減ってきて、弱くなってるんですね。」

ここまで全く人がいないとなると可哀想になる。

「ちがうわ!ここは神界しんかい、人間は普通は入れないところだ。田上は客として特別に連れてきたんだよ。」

つまり、普段は神社に来る人はいるってこと?疑問をもちつつ、御河さんに案内されて本殿に入っていった。


本殿の中には1つの祠があった。

「じゃあ、適性検査するからな。この祠に触れてみろ。赤は火、青は水、緑は植物、白は空、茶は地、黒は動物、黄は龍だ。光らなかったら神にはなれない。」


「はい。」

僕が祠に触れた瞬間、本殿の隅々まで光が届く。

「っ眩し!あっ、すみません!眩しくて手、離しちゃいました。」


「・・・田上さ、一体何者?」

「中学生ですけど?」


「3つに適性を示す、それに加えてどれも平均より上。異例だよ。」

何が普通で何が異常なんだよ。

「普通は多くても2つ、どちらかの威力が弱まるはずだが・・・。強い人なら大歓迎だ!」

そんな強いなら無双とかできるのかな?アニメみたいで面白そう!


「だが、いい事だけではない。強いということは危険な任務が多い、それでも神になる覚悟はあるか?」

歓迎ムードから一変、真剣に聞いてきた。隊長という立場の御河さんは危険な任務が多く、その過酷さを知っていた。だが僕はこの好奇心を満たしたい。

「もちろん。」


「即答か。危険って伝えたからな〜。それじゃあ、神になろうか。手だして」

うきうきで、手をだす。・・・痛っ。ナイフで血がでる程度に切られた。

御河さんが今度は自分の小指を軽く切った。このポーズ・・・これって指切りげんまん?


「水神部隊隊長 御河により、田上ゆいを獣神、龍神、草神のいずれかにする。なお、田上ゆいは神となり神部隊しんぶたいとして、人間を守るとここで誓う。」


フワッ──────


「これで田上は今日から神だ。神部隊員として頑張ってくれ。あと、同じ神どうし敬語はいらん。」

「分かった!これからよろしく。それで、僕はどこの部隊に所属するの?」

僕はワクワクがとまらなかったが、なんとか興奮を抑え御河さんに聞いた。


「分からない。神界に行けば総神管理部隊そうしんかんりぶたい 隊長が教えてくれるだろう。とりあえず、行ってみるか。飛行神術は・・・まだ使えないと思うし、俺の神社から行こう。」

「飛行神術とか使ってみたい!けど、今は無理だね。」


僕らはまた神界に向かうのだった。神になり、僕の心からは尽きることのない好奇心が溢れ出していた。


僕が知っている世界は裏切りだらけだ。でも真実は、自分で見たものは本物だ。

愛や絆なんて見えないものより、「未知」を知る瞬間の方がずっと僕の心を満たしてくれる。


これから僕は、この世界で何を知ることができるのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ