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第三章(1)

 誰かを好きになること、何かに夢中になること、素敵だなと思う瞬間に出会った時、そこに潜む嬉しいはきっと伝染していく。

 

 笑顔はどこまでも広がっていくことが出来る。


 大事だと大切に抱える幸せは、掌にいっぱいだから零れ落ちそうで怖いのかもしれない。それでも笑っていられるのは、新鮮な空気に触れて新しい嬉しいが生まれるから。


 ゆらゆらと吐き出した息に揺られて、ぷかぷかと漂う。それぞれが持つ澄んだ馨りが心地好くて、そんな風にきっと成長していく。


 みんな自分だけの色を持っているから、絵の具のように混じり合わせてみると、なんだかとてもしっくりとした色合いが出来上がった。


 カラフェのガラス越しに見上げた空は雲が移ろいでいく。ほんの少しだけ自分たちと似ているかもしれない。


 それぞれの移ろい方で、それぞれの息を吐き出して、そんな姿にどうしても安心する。


 過ぎていく時の中で、グラスに注がれる為の馨りと色合いはいつだって変化を繰り返す。


 ぷかぷかとのんびりした時間に身をまかせることは、幸せな新しいを見つける為に必要な過ごし方。


 ひと時ひと時の感じるままを心に描いて、そうしてたくさんの嬉しいが胸の内側へ満ちていく。

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