その3
「和雄様、お早うございます。訓練のお時間です。」
昨日と同じ言葉で起こされる。AIのくせにボキャブラリー少ないんじゃね、と突っ込みそうになってアバターの美少女と目が合ってしまった。
美少女である、アバターとはいえ見た目だけで言えばまともに美少女なのだ。それが寝起きの男の部屋に入ってこられるといろいろ困るのだ。
つまりこの年代の男子の寝起きの状態ではいろいろ困った所がいろいろ困った状態になるのだ。
私の肉体を造ったのがAIなので、私の生理状態などいまさら隠しても仕方がないのだが、相手の見た目がいかにも幼気ない美少女となると何ともやりにくい。おまけに私の黒歴史の全部が筒抜けになっている。厨二病ゲームだけじゃなくて、アダ〇トゲームとかアダル〇ビデオとか、モニターだけ見てる分には対して気にもしなかったが目の前にいるのは正真正銘の美少女である。本当にかわいらしい少女が俺のスケベなところを全部知っていて、すました顔をしているのである。こちらはどんな顔をして少女に向き合ったら良いのかオタついてしまう。異世界に転生することばかりに考えて舞い上がって、このような事態になるとは思い浮かばなかった。
いまさら仕方がない、いまさら仕方がない、と思いつつはっと気が付いた。スケベな事ではない、真面目な話である。私のすべてを知っているAIならば私をコントロールすることも可能ではないか?つまり、いま私は魔力操作に行き詰っているが、それは多分に要領が分からなくて、感覚がつかめないからであり、パソコンを外部からほかのパソコンで操作するように私の体を操作して魔力を動かしてもらえれば、その感覚がつかめるのではないか?
「と、言う事でどうだ? レディー。」
「・・・・当たりかも知れませんね。魔力操作だけではなく、武術の練習にも使えそうです。」
「さっそく、魔力操作用のグッズなどを作ってみます。まず、ヘルメットタイプで行けると思います。」
と、言う事でヘルメットができるまで今日は体力強化でローラーをゴロゴロとか、うさぎ跳びとか、うさぎ跳びとか、今日もいじめられっ子で「レディーの鬼め!」と思ったけど風呂のあとしてくれたマッサージがメチャ気持ちよかったのでコロッと騙されてしまった。
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