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見えざる手はサイコロを振らない?

じぃー おー でぃー

こちらは神

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さんてんきゅうへるつ

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じゅうかけるじゅうのまいなすきゅうじょうわっと

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さんてんきゅうさんきゅうへるつ

音声出力

じゅうかけるじゅうのまいなすきゅうじょうわっと


じぃー おー でぃー


こちらは神

「知力、体力、時の運。」


 ご存知ですか?

 その昔、

 日本各地で予選。水道橋の球場から本戦スタート。太平洋を跨ぎ、マリアナ諸島を中継して西海岸上陸、大陸横断しつつ、マンハッタン島の高層ビルの屋上で最終決選。その間、失格者敗者脱落者は日本へ強制送還。ドキュメンタリー(?)な伝説的な某クイズ番組で使われた標語です。

 当時は海外旅行が未だ珍しい時代。

 今は高校生大会がその面影を遺しています。


 知力、体力、時の運。

 RPGロールプレイングゲームなら、さしずめ、

「WIZ(知)、HP(体)、LUK(運)」

 というところでしょうか。


 最近の異世界作品はいろんな意味で、ゲーム仕様が多数派になった気がします。

 ジャンルで異世界恋愛なら、

 誰が呼んだか、「乙女ゲーム」。

 昔だと恋愛シミュレーションゲームとかなんて呼ばれておられました。

(言葉使いが変なのはワザと。)

 基本、ストーリー、イベントを追い、出てくるアクション、コマンドの選択肢を選んで、攻略対象キャラクターの好感度を上げたりして、Let's籠絡。

 そんなシステムのゲーム。

 昔、世に恋愛シミュレーションゲームなるものが登場した初期の頃は男目線(攻略対象は女性)だったのが、今では女性視点が圧倒的。


 異世界作品界隈だけ?


 男目線が絶滅したかと言えばそうではなく、ガラパゴスよろしく肌の色が

 ·········そういえば、「肌色」という言い方は無くなったそうで。·········

 露出が多い特定領域で未だ大繁殖中。恋愛要素は、まぁ、ゴニョゴニョ.........。


 乙女ゲームが絡む異世界作品は、ゲームシナリオ情報とかゲーム内設定が主で、

 如何に運命の改変を目指し、ゲームの設定通りに攻略するかシナリオを崩壊させるか、が基本展開。崩壊の方が主流、ってとこですか。

 味付けやら薬味に、「ざまぁ」とか「『悪役』ナントカ」が添加。

 そう云えば、「気づけば乙女ゲーム」以前は紙媒体、小説や漫画世界へGo、だったのに今は絶滅危惧種くらいに減った気がします。

 これも時代の変遷。

 ここだとペーパーレス化は進んでいるようで。


 一方、

 ハイもローもファンタジーでの異世界は文字通りゲーム仕様化が多数。ゲームの設定、シナリオ、ストーリーは勿論、機能まで。

「鑑定」だの名称は色々有れど、していることはほぼ同じ。

 主人公含め登場人物の身体能力が判別できる。それだけでなく特殊技能、才能、才覚まで判るという親切設計。

 ゲームだと、ここまでしませんよ。

 仲間のキャラクターはともかく。敵対する対手やモンスターのは、攻略本にあるのかは知りませんが、ゲーム内で表示されるのは記憶にありません。


 初期TRPG(テーブルトークRPG)「迷宮とかと竜とか」の頃から比べて、後発のTRPGは差異を出そうと、ステイタスのパラメーターを増やす方向に躍起になっていたような印象があります。

 パラメーターが多過ぎて、良く分からないシステムの複雑さと細部のこだわりも相まり、お陰で生身の人間のゲームマスターが処理するには過負荷な情報量へと進化したTRPG。

 面倒事が増えたゲームマスターに比べてプレイヤーは変わらず。残弾数と成長と比較は気にかけてもパラメーターが何処とどう関係するのか気にかけない。


 異世界作品にも云える気が、

 近年の異世界作品も登場人物個人のステイタス、パラメーター、項目がインフレ傾向気味。身体能力は兎も角。才能才覚までの情報も表示。

 作者の皆さんが話の展開上必要だとか、思い入れて書き込んでも読み手はそこまで読んでいないんじゃないですかね。家電の説明書のスペック項目なんて、いちいち全部読んでます?気にする部分だけでしょう。


 プレイヤーは育成しても、読み手は出来ません。作中の登場人物の育生は作者のお仕事。


 ゲーム仕様の異世界作品では、

 主人公は特典として自身、相手も含め個人の能力、才能を可視出来る。ことになっていることが有るのですが、


 どんなデザイン仕様書式で見えているんでしょうか?

 ついで、どんなフォント?

 そもそも何語表記?

 日本からの転生転移者ばっかりだから日本語?

 謎だらけです。


 漫画化、アニメ化の時、大変だろうなー。


「心にも無いこと」、と書いて「棒読み」、と読む。又は、その逆。


「ゲーム画面」のように見えていると記述しているものがありますが、こう記述すれば、後は読み手の想像力任せ。


 人生でゲームと一度も係わったことが無い人間は極めて少数だと思いますが、


 読み手は体験したゲームの中から表示画面を思い浮かべるでしょうが、主人公(作者)のはどんなデザイン書式仕様なんですかね。主人公が体験したのと読み手が体験したのは一致するのか。


 ただ、小説と言う表現方法では、

 文字列で表記せざるを得ないと云う制約が有るので仕方ない、と云えば仕方ないのですが。


 挿絵、イラストが補完するとか?


 対象の能力を文字を含め、記号列で視覚しているのは確かな様で、

 それだと、

 相手との会話中、勝負の最中。視野に広がる文字列。

 注意が散漫にならないんですかね。文字列を追って視線が動くことも無い。

 .........配信動画で慣れてるのか。

 今時だなぁ。


 演説なんかの画像で、偶に演説者の何処見てる?な視線の物があります。聴衆に向ける、カメラ目線とは明らかに違う視線で演説をする。


 昔の、とあるミステリー仕立のつもりテレビドラマで、

「爺さんの名誉云々」では無い方。


 相方があっちで名を挙げたから、バランスを取って、あの作品なのか、なんて深読みしすぎか。続編無かったしなぁ。


 主人公役のアイドルが謎解きを垂れる場面。

 よりによってUP。なものなので、明らかに瞳が「何処見てる?文字列を追っている」がまる判りなのを思い出しましたよ。

 今から思えば、UPでは無いカメラアングルで誤魔化す。の選択肢は無かったのかなー。

 それとも視線を意識したカンペの配置とかさー。


 主人公に対峙して、主人公の瞳の動きに違和感すら感じない相手。

 だから昇進できないんだよ。


 誰に向かって言っているのか。


 しかし、不思議なのは、

 情報の文字列や情報表記画像

(以降、「ステイタス表記」で統一。)

 は、視覚の何時の時点で『視えて』いるのでしょう?

『視る』は実にいくつもの段階を経ているのは知っている人は知っている。永遠の五歳児だって知っている。


 よくある、

 当人以外、他者が視ることが出来無い状態とはどういうこと?


 視るとは、

 人間は眼に入った可視光線を眼の網膜、受像体で受けなければ出来ません。

 受像体には光三原色の各色に反応する部分が在って、反応した細胞が信号を発信し視神経を伝って脳細胞を刺激。刺激を受けて活発化した脳細胞がネットワークを築いて、始めて認識となる。


 五歳児に叱られるかなー。


 対象が反射した、放射した光子が無ければ人の眼はそもそも対象の姿形、形状を視覚感知できません。

 反射した光を感知しているなら、光がぶつかる実体が存在しなければならず。光をぶつける光源を別に必要とします。

 でないとすると、

 対象自体が光源であり、光を放射していることに。

「触れる事が出来る」とか、触感がある様な記述が無ければ、実体は無いと考えて良いので、ステイタス表記自体が光源だということに。


 自体が光源.........

 そう云えば、何処ぞの『使徒』の組成って『光』の様なモノだ。

 ってありませんでしたっけ。

 そうか、それと同じか.........


 ステイタス表記が主人公だけに視えて、他者に視え無い。

 考えられるのが、

 それが放出する光子の波長が可視光領域の両端より先で、主人公はそんなものが見えている。

 と考えると、さすが主人公。眼の構造も並みでない。

 網膜に昆虫のような違う波長の受像体があるとか。

 花の蜜を糧とする昆虫の視る世界の色彩と特殊で無い人間の視る世界の色彩が違うと云う様な話を聴いたことが。


 あれ?

 待てよ。ステイタス表記自体が光源で、可視光領域外だとすると、赤の方はまだしも、紫の先だったら、

 主人公がステイタス表記を出現させている間、UなVが周囲に撒き散らされている。

 .........だと。しかも近距離で。

 なんて恐ろしい。ブルブル。


 違うとなると、


 考えられるのは、主人公の眼球、水晶体部分に出現する。


 瞳を覗き込まれたらバレるかこれは。


 しかし、硝子体内なら。

 猫等の夜行性の動物と似たような仕組みだとすれば.........


 夜になると光って見える主人公の眼。


 そうだ。

 怪獣やら異星人が目から謎の怪光線を放つのはこの仕組みだと説明できるか。

 視神経から体内電気を逆流させて、網膜には逆流した体内電気をエネルギーをもつ量子に変換する役目。硝子体で増幅して、水晶体は集束機能。

 文字通りの『眼力』。


 ○△□は、

 めからかいこうせんをはなった。


 もんすたーはやけこげた。

 ✳✳✳のだめーじ。

 もんすたーをたおした。

 けいけんち.........


 いや、怪獣大決戦もある意味ファンタジーだけどもさ.........。


 しまった。

 これでは肉体の内部の話になる。


 そもそも、

 外部とするから無理がある。

「直接、あなたの心に話しかけています」宜しく、

「直接、あなたの脳に働きかけています」

 としたほうが簡単か、なぁ。


 ステイタス表記が、

 実は、目に見えている、と云うのは錯覚で、外部干渉で脳内で構成されているイメージだとか。

 所謂、電波を受信している状態。


 ちっとモ゙、危ナク無イヨ、ホントダヨ。


 そうだとすると辻褄が合うというか、

 脳内は電気信号が飛び交っているんだから、その信号の流れを外部から強制的に替えてしまうとかすれば。

 脳細胞を結び付ける経路を制御するとか。


 そうなると、送信元が必要か。


 大体、

 能力評価は誰がやっているんでしょう?

 と云う、大問題がありました。


 評価は基準を必要とします。その基準は誰が決めたんでしょう?

「メートル」も「キログラム」も「時間」も基準がちゃんと決まっています。原基も保管されています。

 政くんが度量衡を統一したのは有名な話。


 そう云えば、

「メートル」を平気で使っている異世界って、その世界の大きさを実測した人達がいたんでしょうか。

 ゆるっと、ふわっともいいけれど、もう少し考えなさいよ。五歳児に叱られるぞ。投稿出来るなら検索機能くらいあるでしょうに。


 決めた存在がいなければ、ステイタスが存在できる訳がない。

 評価は、基準との比較で出てくるもの。


 ステイタスで「レベル」の語がよく出てきますが、何の「レベル」?

 順位着け?格付?番付け?


 番付け.........

 ステイタスのレベルで「横綱」とか「前頭十両」、「七枚目」、「関脇」とか出るお茶目な『鑑定』なんかどうだろう。


 何が、どれくらい、どうすれば、どうなれば、どうなっているのが、レベル幾つ?


 よくもまぁ、納得している。のか、考えたことも無いのか。飾りなのか、空なのか。鹿を見て馬だという奴なのか。

 ·········アレは王様に問題か。

 藁が詰まっていてもエメラルドの都の案山子は智の士。


 異世界作品の登場人物達は神様も含めてそこら辺は揃ってスルー。黙って受け入れている様子。


 ここは創造主(作者)の皆さんに聞きたいところ。


 さて、

 ステイタスの数値が、

 ステイタス表記が視えている人(観測者)基準ならば、基準値が各個毎になってしまい、視えている人毎にステイタス値が違うことになる。

 対象の評価が観測者(『鑑定』等を使う人間)次第で変化する。


 貴方の視ている林檎の『赤』は、同じ林檎を視ている他の人の『赤』と同じ?


 複数の観測者の評価結果が同一ならば、共通の基準があるハズ。基準を決めた存在が居るハズ。


 すべてを知り、評価して、数値化出来る存在。

 昔々は大体、山のてっぺんとか雲の上におられる方々。


 彼の方々が、どうしてそんな所にあらせられるのか、考えたことあります?


 現代の神話になると別次元とかですかね。それともSF作家軌道の向こう側におわしまするのか。

 地球と彼の方との距離は、おおよそ十六?光年くらいだとか。

 それでも彼の方に「一番近い場所は大聖堂」だとは、SF漫画に登場の一大宗教権威のお言葉。


 デジタルなゲームならばプログラムやCPUと云ったもの。


 転生ものなら、

「私は2つの命を持ってきた。」

 の名場面も斯くやと遭遇したりしていれば確実なんですが。


 SFだとウラルとロッキーだったかアパラチアの山腹で人間に反乱を起こしたヤツより凄い存在。

 北米防空司令部のヤツじゃないです。

 砂の嵐に隠されている塔のは違うな。アレは塔の管理機能しかなかった。


 アストラウスのはそれっぽかったけど


 そういえば、何度も映画化された昔の米国製テレビドラマシリーズ「星の旅路」にはちょくちょく、ギリシャ・ローマ神話系の神様が登場してました。

 その他にも創造主なんかも出て来た様な。


 ここにきて思い出しましたよ。

「あなたは神様ですか?」

「とんでもねぇ。

 あたしゃ神様だよ。」

 すごい名/迷台詞だと思います。

 こんな神様なら、不敬かはともかく「駄目だ、こりゃ」が口に出そう。


 その異世界には、

 個人情報を知り、教えることが出来る存在が居ると言うこと。

 異世界現地人は兎も角、

 地球側世界から転移転生した主人公なりで、ステイタス表記を視る事が出来る連中は、そういう事を考えたりしないんですかね。

 そう云う作品には、未だお目にかかった事がありません。


 雲の上の存在と意思疎通が出来る登場人物でも、すんなり受け入れてますが、ステイタスの数字、数値を見て何を意味しているか考えない。


 そのほうが平和なのか。


 身も蓋も無いですね。


 しかし、

 ステイタス表記を可能とする、その世界の全ての個体情報を知っている全知の存在は、常に各個体を続けている。


 そう考えると、ゲーム仕様の異世界って。完全監視社会異世界ってこと。

『ビック・ブラザー』もびっくりだ。


 そうそう、『ビッグブラザー』は1980年代ですが、地球防衛軍極東双子山基地は昭和六十年代が舞台の話なんだそうです。(本放送は1967年)


 十万馬力のヒューマノイド型ロボットの誕生も過ぎ、耳のない猫型ロボットの誕生を迎える日を人類が迎えることが出来ますように。


 よく、高慢ちきな自分を高位だと思っている者が、格下と思っている相手に向かって、「雑草なんてしらない」だとか「虫けらを気にかけない」(ともにそれ風に)と云うような台詞を口にしますが、

 考えてみてください。

 そんなことを言う高慢ちきより遙かに高位の存在は、その異世界のほぼ全ての存在、魔物や怪物まで含めての個体情報を知っているんです。

 そんなこともできない高慢ちきが格が高位だとか自慢気なんて、

 何、寝惚けたこと言っているんだか。


 ここまで書いて於きながら、ハタハッハハ(出典:テレビから押し出された某大統領)と気付いたんですが、

『鑑定』が魔術、魔法の類なら『神様』は要らないんじゃね?

 つまり、魔術や魔法を生み出した誰かが、基準値を術に組み入れていたことにすればいいじゃないですか。

 魔術や魔法をコンピュータープログラム扱い、情報処理と同じだとする作品がありますが、魔法魔術の術式を人の手により編み出したものにしておけば解決。


 ツァラトゥストラは斯く語りき。


 ステイタス表記が有るおかげなんですかね。

 登場人物に才能、技能や能力が有るから失敗しない。

 訳じゃないけど、少ない。

 失敗しない。常に成功する、最短で成功する理由付けとして使われている気が。

 先天的に習得している。

 万能であるのもそういう技能を既に持っている。

 とすれば、危機回避や問題解決も易易出来る。

 なにせ、後付けですからね。

 異世界作品の作者にその知識が無くても、主人公をはじめとする登場人物に、該当する能力が「ある」とするだけで、「出来た」の一言で済んでしまう。ご都合主義の正当化。保証書。作者にとって、これ程便利な事は無い。

 デウス、エクスマキナ。

 唱えれば叶う魔法の呪文。


 能力を努力と経験で得る。

 いつかの時点で学習する機会が有る。

 これを省くのは作者も読者も楽なんでしょうね。労力の省力化。働き方改革なんですかね。作中の当人達は苦労しているのかもしれませんが、読んでいる側は汗をかいている様には思えない。


 水面に浮かぶ白鳥?

 筆者の個人的見解。

 風潮として、

 苦労する場面等は必要とされていない。種を蒔く事無く収穫できる。

 が求められている。

 と言われている様ですが、その通りなんですかね?それがストレスフリーなのか。

本日のお告げは終了しました。

緊急通報は第二チャンネルで告知します。



次回予告。「小舟に乗って選挙に行く。」(仮)

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