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0−0 嘘のような紙芝居
そう遠くない昔。ある所に、一人のお嬢様と一人の召使いがいました。
今から僕が語るのは、その『偽善』と自らを呼称するお嬢様と、それに誠心誠意付き従う召使いのお話。
この話を聞いてどう思うかは貴方の自由です。人助けに目覚めるもいいし、こんな話をきっぱりと忘れて暴力を行うのも構いません。
けれどこれだけは知っておいてください。
この人達のように、人の為に人生を使う人も中にはいるのだということを。
嘘だと思いますか? まぁ、仕方はありません。
でも、この話に関しては−――――
初めまして、ジョジョと申します。
素人なので拙い部分もありますが、少しでも読んでいってくれれば幸いです。