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マリーの用事 前編

クラス対抗戦の魔物討伐は、ほとんどの生徒がコボルト、ゴブリン、ワーウルフの中、俺とヴォルはゴブリンアーチャとメイジ5匹という課題だった。 まぁ、前回同様サクッと狩って討伐証拠と魔石を提出しておいた。


そんな対抗戦も終わったある日の午前の授業中。

うん?フィル?

「フィル殿、あのガーネット辺境伯様にはー」って科長だかの声。

「さっきも言いましてが、旦那様がご存知ですが不問にしてるんですよ、ってここですね」というフィルの声で教師の扉が開いた。


「授業中、失礼します。」ってフィルの声。

「科長、この方は?」ってマークだ。

「ガーネット辺境伯様の使者で、フィル殿だ。 ギブソン君とバハムート君に急ぎ用事があるとの事で迎えに来られている。」

「ガーネット辺境伯様がですか?」っていうマークだ。

「ノアール、ヴォル、急いで支度を。 マリー様が馬車でお待ちだ。 お前らが行かないとこの校舎に乗り込んでくる」っていうフィル。


マリーがこの状況知ったら大変だもんな。

「了解」って言って、俺とヴォルは荷物を纏めて校門にある馬車の方へ向かった。


ってマリー、馬車の前に待ってるし。

「ノアール、ヴォル、元気そうで何より♪」って俺に抱きついてきた。

最近は、ハグが多いなマリー。 

スキンシップが激しいのか、マリー。 って、用事ってなんだ?


◇◇◇

一方、ノアールとヴォルが出て行った教室。

「ガーネット辺境伯様が最下位に用事ってなんだ?」などの生徒の声。

「マーク先生、こちらガーネット辺境伯様からのお手紙です。 所用にて、ノアールとヴォルは、来期まで戻れませんのでご了承を。 では、失礼。」と言ってフィルが去っていく。


科長は、タジタジでヒア汗をかいているのか、ハンカチで汗をぬぐっている。

「マーク先生、ガーネット辺境伯様はなんと?」

「全て分かっているが、ノアールが気にしていない以上、来期も現状通りでとの事です。 ただ、”ノアールに直接危害をおよぶような事があれば、命の保証はできないので、命を大事に”って事です。」

「そ、そうか。 では、私も失礼する」と言って足早に去る。


「マーク先生、なんなんだ?」というロビン。

「フィル殿が言ったように、ノアールとヴォルは、ガーネット辺境伯の所用で今期は休学する事になった。 所用についても俺もしらない。 以上、授業続けるぞ」っていうマークで授業が再開された。

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