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学生任務に参加するつもり 後編

ノアールとヴォルが生活指導室を出た後。


「マーク先生、いったいどういう事ですか? ランクFがランクAって。 偽造カードですよ。 絶対に。 問題時の生徒を更生するのが私の仕事です。」

「エマ先生、彼らは嘘はいってないんですよ。 ヴォルのやつは本物だし、ノアールの場合、備考欄に視覚障害とか書いてあるんでしょう。 それでも、ランクAですよ。」

「ギブソン君ですよね。 目線が合わないと思ってましたが、盲目なのですか?」

「ええ、普通に生活してますが、視覚・嗅覚障害等があると。 ただそれを補うように他感覚が非常に敏感で、身体能力もずば抜けて高い。 俺も彼らに教えることなどないくらいですよ。 前期の筆記試験。 科長の指示で別の教師がノアールの問題読んで解答を書かせたんですよ。 無理矢理、そいつから科長に渡る前にから問題と回答のコピーとったんです。 2年の問題だったんですよ。」

「え! 何でそんな事に。 教えてもいない問題なら、点数が悪いのもわかります。」

「普通はそう思いますよね。 ノアール、満点以上ですよ。 しかも字が殴り書きだったんで、そいつ問い詰めたら問題読んで解答かかせる時間が長くて10秒だったと。 考える時間さえ与えてないんですよ。」

「マーク先生は、つまりギブソン君そしてバハムート君に対して全て成績が改竄されていると、そうお考えなんですか?」

「エマ先生、科長に確認した結果、俺の妄想ではなく、確実にそうしてるんですよ。 学園長の指示でね。」

「なぜ彼らに不当な事を?」

「学園長がガーネット辺境伯をよく思ってないからだろう。 エイダス公爵派のエイモンド公爵だ。 エイダス公爵の娘が、王太子の正式婚約者となるかって時に、ガーネット辺境伯が婚約者を再考するように進言したってうわさだ。」

「はぁー、男爵である科長が背けるわけないですし、我々が言っても何もならないって事ですね。 学園ギルドのほうは、マーク先生がイーストエンドに確認後免除の手続きを通しましょう。」

「エマ先生、それで。」


という会話であった。


その後、マークが確認し、ノアールとヴォルは学園ギルドは免除になった。

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