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ノースウェストの砦の戦い 後編

Side:テレサ

ウィリアム殿下に言われて、もし開戦した場合、欠陥品のノアールとヴォルという15歳の実力を見るため、彼らについている。


ウィリアム殿下の初陣でもある、側にいたかったが命令だ仕方ない。


敵陣は降参せず、開戦となった。

雨のように降り注ぐ魔法と矢の中、ノアールとヴォルは突っ込んでいった。

何考えている。

「まて、自殺願望でもあるのか!」って思わず叫んだ。


「お前ら、止めないのか」ってザック殿とフィル殿を振り向きながらいった。

「テレサさん、ノアールとヴォルについてくんでは?」というフィル。

「ああ、だが雨のように降り注ぐ魔法と矢の中では、死にいくもの。 一度止んだら身体強化で近づくのが定跡だ。」

「もう止んだが」っていうザック。


私が砦を見ると、砦の上にいたはずの敵兵がいない。

しまった、遅れを取った。 急いで身体強化を使って砦までいく。 門は閉まっている。

ロープを投げ入れて、登った。

砦内では、敵兵が飛ばされるように惨殺されていく。 何が起きているのか分からない。 とりあえず、砦内部に入った。


急いでノアールとヴォルを探す。

ヴォルは西門付近で敵陣と戦っている。 15歳なのかっていうぐらいの剣技だ。

ノアールは? まさか、あの敵兵達が次々と不思議に血吹雪をあげているところにいるのか? 加勢せねばと思い、長剣を抜いて構えた。


「兄貴、門」ってヴォルの声。

え? 門が切られて開門された。 味方陣営が雪崩こんでくる。 するとノアールの姿が見えた。 見た事のない漆黒の剣を両手にもっている。

逃げる兵を流れるように殺害して、私のほうにも逃げる兵がきた。 長剣を両手で握り、1人殺したところで、え?何か私の首筋に何かが通った。


「兄貴の50M圏内にいるっすからよ」ってヴォルの声。 私は太刀筋もみれないまま切られたのか。。

≪傲慢な女だ。 いただきます。≫


テレサの首が飛んだのだった。


◇◇◇

籠城していた5万の兵のうち3万がノアールに、1万がヴォルによって殺害後、ノースとイースト連合軍の7万が雪崩こみ、あっというまに制圧完了だそうだ。


オズベルト軍曹他幹部達は、捕虜になったそうだ。

俺的にはどうでもいい。


ザックや、イーストエンドの冒険者で、ノース国の凱旋とか参加したくないやつらを1,600人ほど数回に分けて転移でイーストエンドに連れてかえった。

ベルグの所の私兵、フィルは残処理があるからノース国にのこっている。 帰りは通常ルートでノースサイドから戻る。


援軍としてのノース国へ向かっていたイースト王国の援軍は、ノースウェストインの勝利を聞いて戻ったみたいだ。

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