クラスメイトって
学園にはいって2ヶ月経過。
授業は聞き流し、実技はヴォルとだ。
夜は、魔境の森、週末はイーストエンドで、討伐依頼があれば受けたり、なければ盗賊の多いエリアにいって盗賊潰し。
たまの休日にノーススプリングの枯山水亭のお気に入りの部屋に宿泊。 まじ、転移便利♪
学園で鬱陶しいのが、ロビンやその他生徒。
「ノアール、ヴォル、俺達に剣術と魔法教えてくれ!」って言ってくる。
「何度いえばわかるんだ? できねぇーんだよ。」
「同じクラスなんだし、アドバイスぐらい。」っていう女
「アドバイスってどうするんっすか。 兄貴、目みえないんすよ。 それに剣術だって同じっすよ。 兄貴と手合わせして即終わったっすよ。 俺、見てたっすけど何が悪いのかわかんないっす。」ってヴォルがいう。
「なんでヴォルは、いいんだよ」ってロビン。
まじで俺、サタンに魔法は教えてもらったけど、剣術は教わったことがない。 技は盗んで学ぶで、受けて学ぶ。 んで後は己の努力と鍛錬次第だ。
「何度も言うが、俺はヴォルに教えたことなんて一度もない。 剣の扱い方が違うだろ」
「そう、それだよ! 何がちがうんだよ! ノアール、俺と本当は同じで目見えるくせに読み書きができないって噂もある」
え? 何そのいいががり。 こいつ嫉妬で最近歪みがでてんだよな。
≪人間とはある時、急に弱くなるからな。≫
「ロビン、それ言いがかりっすよ。 兄貴、文字書けるし、まじに目みえてないんすよ。 一度体験してみるっす」ってちょっとイラっとしてるヴォル。
「お前ら、またノアールとヴォルに指導たのんでるのか! たく、授業はじめるじから席につけ」ってマークだ。
「何度もいっているが、ノアール、ヴォルに指導頼んでも無駄。 ノアールは障害あるしヴォルは感性でだな。 生まれもった素質の差だと思って諦めろ。 人は残念ながら平等ではない。 そんな頼む暇があれば自身で鍛錬しろ。」
というが、生徒達は静かになったものの、色は揺らいでいる。 納得出来ないんだろうなガキの場合。
「この時間の授業は植物学な。 来週の実地訓練、つまりクラス対抗戦は、王都の南東にある朝露の森にきまった。 今日はそこで採取できる薬草をメインに学ぶ。 採取の際のチームは、俺の方で当日決めて発表する。」
ってことで朝露の森での薬草を学んだ。