クラス発表だけど。。
クラス分けの発表の日。
クラス分けは午後に発表されて、制服のブレザーの色とネクタイが違うらしい。
まぁそんなのには、興味ないから朝から草刈って更地にした。
「うーん、やっぱり解体小屋と、テーブルベンチはほしいよな。 キッチンも改装するか。 家庭菜園もいいな」とそとを眺めながら考えている。 見えないけどな。
「兄貴、訓練場もほしいっす」っていうヴォル。
「そういや、冷蔵庫もないよな。」
「兄貴、コーヒーミルもないっす。」
「んじゃあ、森いって木と土壌のいい土かっさらって、王都にいくか」
「賛成っす!」
って、森で木伐採して、たんまり土袋に土壌をいれた。 その辺は、ヴォルに任せた。
王都に転移して、大きめな商会で、調味料、乳製品、卵にエールとコーヒー豆を買って、魔道具屋で冷蔵庫とミルにドリップコーヒー買って、あとは金物屋で調理器具を購入。
王都のレストランで昼食食べてから学園に戻った。
クラス発表は、ヴォルに任せて、キッチンの改装。 勝手口作って、隣に解体小屋だ。 カウンターテーブル広めにして、調理器具とかおいておく。
カウンターテーブルの下に棚作って調味料もおいておく。 あとは冷蔵庫設置して、乳製品の一部やら入れておいた。 カウンター用の椅子もつくった。
あとは、家庭菜園だな。
「兄貴、ただいまっす。」
「おかえり。」ってタバコふかしつつ、「どうせ最低クラスだろ?」
「そうっす。 しかも兄貴、最下位だったっす。 俺はその上だったっすよ。 採点見せてくれっていったけど、見せてくれなかったっすよ」
「まぁどうでもいいさ。 それより家庭菜園作るぞ」
って、土壌を撒いて耕した。
「兄貴、何植えるすか?」
「トマト、玉ねぎ、ネギ、小麦、ソバ、タバコの葉」
「兄貴、最後いがいはまともで良かったっす」って突っ込まれつつ、苗床やら苗を植えた。
あとの空き地は訓練場ってか手合わせ用。
ヴォルと片刄剣で手合わせ中。
「やぱっり、扱いにくい。」
≪ヴォルがへばってるのにか?≫
(そうじゃ無くて、なんていうかな、狙いと1mmズレるんだよ。 これだと、剣だめにしちまうんだ。)
≪俺はお前が何を極めたいのかわからなくなる≫
(そうか。 目指せ全盛期だな。 じゃぁないと奥義が使えねぇーんだ)
≪まだ奥義があるのか?≫
(ああ、この世界だと魔王倒した時に使ったな)
「はぁはぁ、兄貴、扱いにくいって、全然大丈夫っすよ。 どうせ授業で使うだけなんすから」ってヴォルに突っ込まれた。
「ギブソン君に、バハムート君、あっという間に庭きれいにしたのね」ってマリア。
「ああ、魔法でな。 それに俺達の事名前でいいよ」って言っておいた。 名字が慣れない。
「あらそう。 わかったわ。 それにしても、食堂にこないから心配してね。」
「俺ら自炊できるんで大丈夫だ。」
「それは凄いわね。 普通、その年齢で自炊できる子ってこの学園じゃ少ないのよ。 そうだ、クッキー焼いてきたのよ。 食べてね」っていうマリア。
ヴォルが取りにいって「兄貴、美味しそうっす」っていっている。
「ヴォル君、ノアール君いつも目線があわないけど」と小声で聞くマリア。
「マリアさん、知らなかったんっすか。 兄貴、視覚障害なんすよ。 でもそれ飛び超えて、他の感覚鋭いんっすよ。 まぁ、兄貴に危害を向けると無意識に反撃するんで、マリアさんも気をつけてくださいね」
「ないわよ。 明日、入学式よ。 9時から講堂でするから遅刻しちゃだめよ」って言ってマリアはかえっていった。
◇◇◇
コーヒー入れて、クッキー食べている。
「兄貴、キッチン改装しすぎじゃ?」って突っ込まれた。
「いろいろ考えててだな、こうなった。」
「んで、なんかいい匂いするっすけど」
「あー、明日の朝食用に食パン焼いてる」
≪ノアール、お主、主夫力たかいな≫
「はぁー兄貴、相変わらずっすね。 暇をもてあそぶと何か作ったりするか、風呂はいってるかのどっちかですもんね。」
(そういう事だ。)
「料理だって、お前にも教えただろ。 なんで作らねんだよ」
「兄貴に食べさせるほど上手くないし、兄貴の時間とるのも」って言われた。
「明日って、入学式だけか?」
「入学式のあと、クラスにいって授業とかの説明があるみたいっす。 午後は、体力測定らしいっす。」
「ふーん、んじゃぁ弁当も作るか」
って会話しつつ、夕飯食べたあと、俺は魔境にいってサタンの食事だ。
俺も毎日愛刀にぎらないとしっくりこない。
その後ゆっくり風呂はいって寝た。