ノース国に到着したと思う
山々いくつか超えて、ノース国領にはいったのはイーストエンドでて半年ぐらい経過した頃だ。
味覚が戻って嬉しさあまり、森で木の実、きのこ、魔物、魚とかとか食にしてた。
発見はコーヒーの実を見つけた。 いって焙煎して飲んだ。 煙草の葉も見つけて、乾燥させて、さすがにフィルターはないから竹を見つけてキセル作った。 俺、結構作れんじゃん。 まぁ何度か失敗したけどな。
≪ノアール、お前本当に神の神子だったのか?≫ってサタンに突っ込まれた。
(それは俺が聞きてーよ。 前世だって、普通にタバコは吸ってたし、その前以外はタバコと酒は嗜んでたよ。 嗜めなかったのも入院生活で、暇すぎて勉強とゲームしてたな。 ハードモード人生で、神の神子って言われてもなぁー。 神、俺にきびしすぎねぇー。 タバコだって身体によくないって言われたが結局平均寿命まで生きてねぇーしな。 今生ぐらい、好きにさせろよ)
≪そりゃそうだ≫
(にしても、村も町もねぇーな)
≪そりゃ、魔鏡超えてノース国に入る人間はいないからだ≫
(だなー)っていいながらのんびりキセルふかして歩いている。 急ぐ旅でもない。
途中歩いているとザクザクいう。 雪がふってるのか。
とりあえず、マリーにもらったマフラーしておく。 見た目、俺はシャツにパンツで靴下履いてブーツだ。 その上に外装を羽織ってるだけ。
痛覚ないから、暑さ寒さもわからん。 自動回復で凍傷もしない。 しかも再生もする。 ガキの頃、魔物さばくのになんども指を切断したしな。
そんな事考えながら歩いてたら、ようやく第一村人発見!
ってか、よくわからんが魔物に襲われている。
見知らぬ人間を助けるっていうより、俺的にはノース国の領土はいっての初の魔物だ。
10頭ほどいるなって事で、首チョンパしておいた。
魔石、魔石。 あと素材。 こいつ食えるのか? なんておもいつつ魔石を回収。
「おい、お前、俺達がビックラビット討伐中に横取りするな!」って男の声で叫ばれて言われた。
あれ、やられてなかったっけ。
「落ち着け、ダッカ。」って別の男の声。
「僕はクリフ、ノーミスのギルドを拠点にしている『ホワイト流星団』の2番隊リーダーだ。」っていう。
なんだその団体。
「僕達は討伐任務でビックラビットを討伐しにきてたんだ。 君もわかるよね、他が討伐中に割り込みは禁止って。 冒険者ギルドにいれば常識だよね。」
あーこいつら、やられそうだったのに俺が入って討伐したから手柄横取り系だ。 負傷したやつらは回復ポーションと回復魔法で治してるしな。 たかが10頭で15人もいて苦戦かよ。
「そうか。 んなら、魔石な」って全部渡しておいた。
「君、待ちたまえ。ソロなんだろ、わが団に入れてやっても」っていうが無視だ。 さっさとずらかろう。
「リーダー、2頭が10頭だ、これすごい金額になるな」って最初に言った奴の声が聞こえた。
ウサギのわりにノロマだがって思いつつ、まさかうまいのかもって思って周辺索敵したら結構な数いるねぇー。 乱獲は生態系壊すから、30頭ほど殺しておいた。
(エルモよりうまいのか? パサパサしてんぞ)
って、タレつけて焼いて食べたおれの感想。
≪ノアール、俺にきくな。 ってなんで雪固めた?≫
(かまくらだ。 雪で固めた洞窟つくると、あたっかんだよ。 俺には関係ないけど折角な雪が積もってるんだから雰囲気だ)
≪その肉どうするんだ?≫
(焼いてイマイチな時は煮込むだな。 まぁ明日にでも作るよ)
って言って横になり、サタンが実体化したため抱いておく。