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【不遇転生】魔神と俺~人生ハードモードだけどせめて平均寿命まで生きたい~  作者: 八木恵
2章:少年期(イーストエンドでの生活)
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エイダス公爵令嬢 舞踊会へ

Side:ジェシカ

王太子からは素敵なドレスと装飾品が届いたわ。 数日たってもフィルとあの少年が屋敷こない。


急遽、お父様に呼ばれていったら、ガーネット伯爵に奴隷のチョーカーが渡ったと。 フィルにかけた魅了が解かれたってこと。 ありえない。 きっと、あの女、ちゃんと籠絡しなかったのかしら。 とりあえず、お父様の力でなんとかするみたい。


当分、男遊びは控えろって言われたわ。 下手したら婚約者候補から外れると。 舞踊会まで、魅了は使うなって。 はぁ、数日の我慢ね。


舞踊会当日。

朝から磨きに磨きをかけて、送ってもらったドレスを見に纏う。

あまりの美しい出来映えに、自惚れしそうだわ。

「お嬢様、お美しいです。」って侍女達もいっているわ。

王太子殿下も迎えにきてくれた。 優雅に階段を降りてて、カーテシをして。

「セオ様、本日はわざわざありがとうございます。 素敵なドレスも、送っていただいて」って目を合わせてニッコリ微笑んだ。

いつもなら、綺麗だとかいって腰に手を回すのに、今日は手を差し伸べられたわ。

「ああ、ジェシカ公爵令嬢、とても綺麗だ。 さぁ、私にエスコートさせてくれ」って言われて手をとった。


馬車の中だといつもは、頬にキスしてきたりイチャイチャなのに。 今日は静かだわ。 王太子殿下、セオドリック様は、ブロンドで後ろ髪が少し長くて、鼻筋も通っていて、濃いめの青い瞳でその流し目が凛々しくて、私の理想のタイプなのよ。 身体付きも無駄な贅肉がいっさいないし、足も長くて、魔法剣士としての腕もさながら、知性にもあふれているの。 16歳なのに色気もあって、王国中の女性たちの憧れの男性。 しかも、優しくて優雅なのよ。


今日、婚約者として正式発表されるのよ。

王妃教育も頑張って受けてるけど、いつも王妃からは駄目だしばか。 だけど、セオ様を魅了しまくって他の候補から一歩も二歩もリードよ。


待合室に案内されたけど、セオ様は用事があると言って行ってしまったわ。

いつも頬にキスするのに、今日は触れてこない。 なんでかしら。

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