フィルを追いかけて
Side:ノアール、ザック
俺ノアール、王都手前の宿場町にいる。 ザック曰く、普通はここで一泊してから朝王都に向かって、夕方に王都につくらしい。
俺らは午後にはついた。
安宿を借りて、部屋にいる。 ザックは横になってる。 俺が運んで酔ったらしい。
「ノアール、お前早すぎだって。 街道通ったら、馬車でここにつくのは早くて夕方だ。」って言われた。
「ザックが先回りしろっていうから、いちおうザックが怪我しないように運んだつもりだけど」
「ああそうかい。 まぁフィルはお前の化け物じみた能力しらねぇーが、あいつからあのお嬢様にお前の情報がはいるのはまずい」って横になりながらいうザック。
「ザック、それは大丈夫だ。 昔、フィルとベルグとの魔法の契約で、フィルは俺のこと一切話せないことになってる。」というと、
「だからフィルの奴盗賊、討伐したのは自分だっていったのか。」って言ってる。
「いやいや、俺、あの騎士たちの前で普通に殺してたぞ」 ふつう気づかねー。
「フィルが黒の外装きてたんだ。 お前はわかってないがあのお嬢様の騎士にとっては、黒の外装きたやつが一瞬で盗賊討伐したぐれーしかみえんよ。 んでフィルがお前の行った後追っただけだ。 フィルもなんだかんだで冒険者ランクでいやぁAでS手前だ。 あの護衛騎士はBか駆け出しのAってとこだな。」
「ふーん。 そうだったのか。 さすがに服の色はわからねぇー。」
「だろうよ。 とりあえず、フィルがきたら起こしてくれ」って言ってザックは仮眠にはいった。
(なぁサタン、あの取り引きした人間を殺せば、俺の奪われたもの取り戻せるのか？)
≪あれは、下級悪魔と取引しただけだ。 お前とは別物だ。 それに取り引きした人間を殺しても、取り引きした悪魔はノアールの前にはでてこん。 俺の支配してる世界の隅っこにいるだけだ。それにあの魂食っても俺のかでにはならん。≫
(ふーん、でもあの人間死んだらどうなるんだ？)
≪その下級悪魔に魂食われておわり。 ノアールが殺せば、俺も食わんし、神も輪廻にまわせないから永遠の苦痛だな。≫
(なるほどな。 んであの魅了は面倒だが封じる方法は？)
≪ノアールがあの女とセックスする。≫
(いや、それ勘弁してくれ。 それになんで俺が抱かなきゃいけないんだ？)
≪理由は、体液が交じる事で、契約した悪魔が手を引くからだ。 俺の力の一部がノアールに宿ってるからな。≫
(それでも、嫌すぎる。)
≪ああ、俺もいやだ。 ノアールが穢れる。 それに、ここの神と悪魔達に俺がここにいる事がバレる可能性もある。≫
そうなのか。 でも、そんな危険をしてまで、あの女を抱きたくないし、セックスするならサタンのほうが何倍、いやいや何百倍もいい。 あれから結構サタンとセックスしている、って今もザック寝てるってのでシャワー室でしてるけど。
「はぁん、ノアール、いい、あの女のみ、身につけるものに魔封じを、あんそこー、をかければおさえるってもっとぉー」ってサタンよ、なぜ声だす。 唇で重ねて舌からませておいた。 お互い何度か絶頂後、サタンは俺の中にもどった。
