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【不遇転生】魔神と俺~人生ハードモードだけどせめて平均寿命まで生きたい~  作者: 八木恵
2章:少年期(イーストエンドでの生活)
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王都への道のり 前編

王都はイーストエンドから南下した位置にある。

3つ町を経由して馬車で約1ヶ月かかる。 正直遠いってか、いくつかの森を回避し、山道も通るから面倒である。 走ったほうが早くねぇー、ってのが俺の心からの感想。


本来なら、冒険者に護衛を依頼して道中進むらしいが、面子はザック、フィルそして俺の男3人旅となった。 急遽きまったし、俺のせいでもある。 荷馬車に夜営用のテントやら食料のせてある。

御者は、フィルとザックが交代でやっている。


俺の役割は、近くで襲ってくる魔物討伐だ。

「ただいま」って魔物狩って、馬車に戻った俺。

「ノアール、何を飼ってきた?」

「鳥系の魔物とトカゲだ。 魔石はこれ」ってザックに20個ほど渡す。

「ハッピーが10、ダチョウ系のエルモ5個、ワイバーンが5個だな。 いっとくが、ノアール 10分以内でこいつら討伐するやつはいないからな。 エルモはすばしっこいし、肉は旨いから素材は高級だ。 ハッピーは食えないが、羽が素材になる。 ワイバーンも食用ではないが、まぁ肥料として売れる。」

「そうか。 じゃぁ、今夜はエルモを解体してくえるな。」

「あはは、そうだな。」っていうザック。


「もうじき山超えも終わって平坦な平原が続くので、今日はそこで夜営しましょう」という御者フィル。


夜営場所が決まったら、俺は離れたところで今日の収穫した魔物の解体作業だ。


一方夜営を設置してるザックとフィル。

「はぁ、いつも思うですが、ノアール君って本当に目が見えないんですかね。 綺麗に解体するわで。。」と呆れるフィル。


「まぁ、そう思うよな。 がみろよ、自分の服に魔物の血がつきまくってもノアールはわからない。 視覚も嗅覚もないから仕方ない。 味覚がないのはかわいそうだよな」というザック。


「ザック、フィル、お肉の量はこのぐらいで足りるか?」って俺が1匹分もっていく。

「おい、その半分で十分だ。」って言われたから半分は次元ボックスにしまった。

「フィル、調理頼むな。 俺はノアールを拭いてるから」というザックだ。


「ザック、俺きたないのか?」

「ああ、服に血がついてるからな。 お湯沸かしてあるからタライだせ。」

っていって俺専用のタライだす。 服脱いで、ザックがお湯かけてくれる。 あとは石鹸でバシャバシャ洗って、またザックがお湯かけてくれた。 気持ちいい。


温風魔法で乾かしながらタライに服入れてバシャバシャ踏みながらあらう。 ちゃんと下着と上は服きてる。

「ザック、服綺麗になった?」ってきく。

「ああ、だいぶな。 あとは絞って乾燥させとけ」って言われて、絞ってパンパンって伸ばして乾燥。 んで次元ボックスにしまうだけ。 タライのお湯も流して乾燥させてしまえば完了だ。


フィルが料理が出来たっていうから、ズボンと靴はいて夕食だ。

フィルもザックも旨いっていってるよ。 ちきしょー俺の味覚。

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