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【不遇転生】魔神と俺~人生ハードモードだけどせめて平均寿命まで生きたい~  作者: 八木恵
2章:少年期(イーストエンドでの生活)
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キャサリンの言い分①

Side:キャサリン


半年前にお父様から手紙が来て、ノアールって不良品を預かっているって手紙がきたわ。 その後、お母様の手紙は、ノアールは良い子だとかばっかり。


サイラス先生からも手紙をいただいて、不良品がお父様とお母様を誑かせしてイーストエンドで家庭教師につけなくなったって来た。 お父様もお母様も、その不良品を庇っってなんだというのよ。 しかもサイラス先生いわく使用人なのに教育をするなんて。


お兄様も同じ手紙を貰ったみたいで、憤っていた。

お兄様は、お父様が不良品にお金を使ってることにも怒ってたわ。 お父様もお母様も、必要最低限のお金しか仕送りしてくれず、王子様とお近づきになれるパーティーのドレスも買えない。 学園じゃ惨めな私とお兄様がいるっていうのに、不良品を養うって信じられない。


お兄様と話して、わざと1日早めに帰省した。 帰った時は、マーカスも含めて驚いていたけど、馬車の日程は前後するもの。


ちょうど、お母様もお出かけになって居ない。

だから、不良品にいじわるしようかと部屋に入ったら、使用人のくせに広いし、シャワーまで部屋に完備。使用人のくせにあまりの待遇の良さに頭にきたわ。 屋敷の1階は、使用人の達の部屋で、相部屋の使用人が多い、それにシャワーは別にある警備兵用の宿舎を利用よ。 


しかも、私の部屋にあるより広い勉強机があって、まだ半分だけど立体で作った大陸の地図がある。

使用人でしかも不良品が、なにこの待遇って思わずその地図を床に落としたわ。 うちの家のお金使ってなにしてるのよって、頭にきて踏んづけて粉々にしたわ。


そしたら、不良品がきて、何してるっていうの。 どうせ目がみえないから、使用人が挨拶に来ないからって言ったわ。 そしたら地図壊したの私かっていうのよ。 目が見えないくせに。 証拠なんかないし、この家の伯爵令嬢に失礼なこというから殴ろうとしたら、ピンタされた。


なによ、私に手を上げて。 大泣きしたらリズにお兄様も来てくれた。

とっと出ていきなさいよって思ってたら、ジャンが否定するし、その後きたマーカスにも私が悪いって。


リズに連れられて部屋に戻ったわ。

リズは回復魔法使えるからピンタされた傷は治った。 

「なによ、マーカスもジャンもあの不良品の味方して! あの子のせいで学園のパーティーでドレスも装飾品もかえないのよ!」


「キャサリン様、落ち着いてください。 旦那様にその旨伝えればよいではないですか? 今夜の食事会には不良品はいないようです。」って言われて、リズに綺麗に着飾ってもらった。


お父様にお願いして、不良品を追い出してもらわないと。

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