それから
卒業パティー後、俺たちはさっさとヴォルにのって新大陸にある魔族領に向けて旅にでた。 魔導列車に乗ったり、魔物狩りしたりだ。
途中、トリスタン王国から侵攻があって、勇者一行以外は全滅させた。 魔王がトリスタンとの交渉のため捕縛してほしいってことだ。
勇者の女が「カズトでしょ」って俺の病弱の時の前世の名前をいう。 ユカリ? 勇者の男はカイトという。
あー、興味なさすぎて忘れた。
病弱になる前に、両親の仕事関係であったやつだ。 ベンチャー企業で成り上がってた両親は仕事が忙しくて、物心付いた時は、たしか祖父母が面倒みてくれた。 っていっても甘やかされず結構厳しかった。 徐々に病弱になって、幼稚園も最後は入退院繰り返しほどんどいってないな。 小学校上がる前に長期入院生活で、その時お見舞いとかできてたな。 興味なさすぎて、話しなんてほどんど聞いてなかった。
祖父母も両親もたまにしか見舞いこなかった。 弟がいたしな。
そうそう、11歳になったとき、いい女の女医が担当で、なんか自然とキスしてそのままセックスしたな。 向こうがセックスしたい時、白衣の下はすげいエロい下着とか、バレンタインの日なんて自分リボンとかで笑えた。 他にいい女のナースとかともしてたし、セフレ関係だな。
勇者君達がどうなったかは知らない。 地球に戻る事はできないだろうから、トリスタン王国へ戻ったんだろ。 って数年前のことを思い出した。
「ノアール、昔の女思い出しただろ」ってルーシに突っ込まれた。 なぜ気づく。
「勇者君達が病弱前世の知り合いだったみたいでな、その時の回想をしてただけだ。 今はここに極上の女がいるなぁー」って言っておいた。
今、俺たちは、地獄にいる。
「激しいのがいい」っていうルーシ。 さっきもしたよな、って思いつつ、またルーシを抱く。 俺も飽きないな。
ちなみに、ヴォルとグリは魔族領にいる。
何人かセフレ見つけたみたいだ。
地獄の方で、もろもろあって今はこっちがベースだ。
結局、ルーシいるし、風呂に酒、場所は地獄で風景壮絶だけど、住めば都だな。
たまに地上に行って数年ぐらいヴォルとグリと旅する。
奴らも、寿命迎えたら、全盛期の年齢で地獄に来ることになってるらしい。
地獄巡りは奴らがきてからで、ルーシとセックスしたら今日ものんびりルーシと風呂はいって酒でものもう。
人間との関わりもないし、まさに俺の目指したスローライフの地だな。 地獄だけどな。
目指せ寿命はなくなったけど、ハードモード人生からは脱出した。
もう一度いうけど、地獄だけど、俺は結構楽しく生活している。