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ノース国へ再び、今度は王都へ

学園後期も始まり、2か月経過した。

俺たちの生活パターンは変わらないが、ベルグからの手紙で呼ばれた。

行きたくないが仕方ない。 場所は、ノース国の王都だ。


ノース国の王城でベルグから貰った通行証を見せたら、案内の侍女がきた。

応接に案内された。

俺たちが部屋に入ったら皆一斉に席から立ち上がった。 威厳のある風格のあるオッサン、てかあん時の王子、ベルグにマリー、ユリアン王退妃と聡明そうな男性だ。


「ノアール、こちらがノース国王のチャルド2世、そしてウィリアム王太子殿下だ。」ってベルグが紹介。

へぇー、あの時の王子が結局王太子になったのか。。

「モルスタ大公、ルーシ嬢、グリ殿にヴォル殿よくいらしてくれた」ってノースの国王だ。

「そちらが、インズ国のユリアン王退妃とノーランド国王だ。」というベルグ。

ふむそうなのか。

「お初にかかる、モルスター大公様、あなた様とは後ほどゆっくりとお話しできればと存じます。」って言われた。

「内容による。」

「紹介は終わったのだから、みな座ろう」ってベルグだ。

護衛騎士のグリとヴォルだが、なんか席がある。 4人で座って、ちゃんとコーヒーが配膳された。


「ノアールを呼んだのは、ノース国とインズ国間での国交が成立した。 ノース国からは、農地技術支援と物資支援、インズ国からは、鋼、鉄といった鉱山が豊富なんでそれをノース国へ輸出する事になった。 そこから徐々に貿易や人の国易を目指すが、第一段階としては物資のみの行き来だ。 それで、」


「ようは、大穴の結果解除だろ。 もうしてきた。」って言っといた。 大体予想してたし。 


「な!」ってベルグ以外驚いている。


「ガーネット辺境伯、我が国の魔法師でも解除不可だった。」ってノースの国王。

「我が国もだ」ってインズの国王。


「あの戦争の時だ。 ノアールが援軍が来ても面倒、そしてノースが勝って侵攻するとかになっても面倒って事で結界を張ったんだ。 ウィリアム殿下だって、もし勝ったら、鉱山目当てで侵攻しただろ?」

「ああ、その予定であった。 あの時から先読みされていたとはな」っていう王子。


やっぱりな。 てか俺の学園の休暇の関係で面倒ごとに巻き込まれたく無かっただけだし。 あと温泉に行きたかったし。


「じゃぁ問題解決って事で、後は国同士でやってくれて」って言って立ち上がって帰ろうとした。

「モルスター大公、いや我はノアール様に国王になっていただきたい」ってインズの国王だ。


俺、地獄の管理あんし、そんなの興味ない。


「勘弁してくれ。 俺は自由に生きたい、それだけだ」ってルーシ、ヴォル、グリ連れて部屋をでようとしたら、「ノアール、ペンダントつけてくれてありがとう。 今幸せですか?」ってユリアン王退妃だがいう。


「ルーシが付けとけっていうからしてるだけ。 ルーシ、ヴォル、グリとそれなりに俺は俺のしたい事してるだけだ。」って言って部屋から出た。


「兄貴、いいのか、今世の親っすよ」ってヴォル。

「ノアールの兄貴、」って途中で言葉を濁すグリ。

「グリ、ヴォル、いくら今世で血が繋がって、向こうが想っていてもよ、もう遅いし、それに今はようやくスローライフ真っ只中で国とか人間に巻き込まれてたくないだろ。 今日はケジメだ。 んじゃぁ温泉いくか」って言ったら、グリもヴォルも何も言わなかった。


俺たちは枯山水亭へ行った。

前世の記憶のせいか、俺にとって親に対する感情が希薄しすぎてるのかもな。 まぁ、今更しかたない。

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