学園の休み、どうして過ごすかな
前期のテストも終わって、1か月の休み。 何するかなって考えて、とりあえずイーストエンドの魔鏡の森にある俺の家、ログハウスに戻った。
「兄貴、なんでここに帰ってきたんすか?」
「本当はな、あっちの大陸の魔族領とか旅したいんだが、1か月は短いだろ。 って事で、何するか考えるために戻ってきただけだ。 ここなんだかんだで落ち着くし」
「確かに落ち着くぜ」
「人間がいないからか?」
「一応、俺、元人間だが、まぁいいか、ってことでだ、魔鏡広がったし、さすがに森の中じゃ四駆魔導車は乗れなねぇから、オフロード用魔導バイクを作ってみた。」
「ノアール、いつのまに」
「ルーシの姉貴とヴォルがテスト勉強してるとき、ノアールの兄貴なんか作ってたぜ。」
「そん時に作ったがまだ2台だ。 って事で、魔鏡内の探索ってのはどうだ?」
「「「賛成」」」
という事で、俺たちは、元インズの爆心地をスタートにバイクで突っ走りながら魔物狩り。
新たに広がった魔鏡の森は、山あり谷あり川ありだ。
鹿、熊、ジャガー、ウサギ、ウルフ系の凶暴な魔物が多い。 川にはアナコンダ、どじょうとかか。 ダチョウ系、牛系、熊、蜥蜴系、オーガとかは元々にいた。 まだ出来たばっかりってもあって、そんなに魔鉱石や他鉱物はない。
それなりに、楽しんだ。
「ノアールの兄貴、うひょー」っていうグリに、「楽しいいっす」っていうヴォルだ。
途中で追加2台作ったから1人1台である。 ルーシも喜んでいるしな。
まぁまぁ満喫した休暇になった。
魔鏡の魔物は、基本魔鏡から出ないのだが、広がった影響で本来放置していたらピーチの記憶の乙女ゲーのストーリー的には氾濫するはずだったが、バグ的な存在のノアールにより間引かれているのだった。