表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
173/182

残された者たち

Side:エリック

ノアール君たちに、オーク集落の討伐を頼んで、彼らが向かった。

きっと大丈夫だろう。 だが、山頂は、集まる生徒達や教師たちで騒然となっている。


「皆さん落ち着いてください。 ギブソン君達に対応お願いしたので大丈夫ですよ。 さっさと、夜営の準備してください」って言った。


「先生、しかし、たった3人でオークの集落を」ってエリオット王子。

「そうですわ、同じグループでしたが一度も討伐には参加しませんでしたわ」っていうサイナス令嬢。


「サイナス令嬢、それは私のほうで討伐に参加しないように頼んだからですよ」

「トレイバー先生、どうす意味ですの! なんでですか!」って、喚くサイナス令嬢。

「皆さん、忘れているようですが、ギブソン君とバハムート君はランクSSですし、ガーネット嬢はランクAです。 そんな彼らが行軍の討伐に参加したら、あなた達の為にならないでしょう。」

「だが、残った騎士が」


「殿下、騎士達が戻ってきています。 姿がみえます」って騎士団長の嫡男だ。


◇◇◇

「よく無事で」って迎え入れ、フルーティ伯爵令嬢が回復魔法をかけて健気に世話している。

「殿下、ドレイバー殿、なんとか無事というより、オークと交戦してたらいきなりオークの首が跳ね上がり、オークが消えていきました。」


「はぁーー、幻覚でもみたのか!」っていうエリオット殿下だ。

「いえ、何者かが迅速に討伐したとしか」という別の騎士。


さすがですね。 

「きっと、ギブソン君達ですよ。」


そして彼らが走りさって1時間で討伐完了の合図があがった。

「無事終わったみたいです。 安心して夜営の準備続けてください」って指示をした。


◇◇◇

Side:ピーチ

私 ピーチ、10歳の時に高熱だして前世の記憶が戻ったの。 母子家庭で貧しい生活だったけどお母様は優しいかった。

色々話しを聞いて思い出したの、前世でプレイした乙女ゲーム。 しかも私はヒロイン。 15歳の時に母が病気で亡くなって孤独かと思ったら、フルーティ伯爵が実の父で伯爵家に養女として迎え入れられるの。


攻略対象は、

第二王子のエリオット、騎士団長の嫡男のハント、宰相の次男のニコラス、サイナス侯爵の養子で一つ下のレオン。 どのルートでも悪役令嬢が、エリオットの婚約者のシャルロッテ。


私の推しは、王太子のセオドリック。 年齢は5つ歳上だけど、17歳でサウス帝国に留学して私と同い年のサウス帝国の王女と婚約するんだけど、帰国途中に襲撃で王女が殺されて以来ショックから婚約者がいないの。 エリオットルートを攻略途中で王宮に行って出会いが会って攻略すると婚約者で王太子妃になれるハッピーエンド。


エリオットルートがトゥルーエンド。

レオンルートがその次で、ハントとニコラスがノーマルエンド。


逆ハー狙いもあるけど、いくら乙女ゲーって言ってもそれは私が忙しすぎる。

15歳でゲーム通りの展開。 学園にはいって攻略者はみんなイケメン。 悪役令嬢のシャルロッテもいるし取り巻きのボブもいる。 

だけど、ストーリーで死んでるはずのセオ様の婚約者が生きている。

エリオットルートで、一応ハント、ニコラス、レオンとも仲良くしてるわ。


3年になって数ヶ月したら、長髪の黒髪を一つに纏めて金色の瞳のすんごいイケメンとダークグレーの襟足長めで黒目でくりっとしていてカッコ可愛いイケメンがきた。 ノアール、ヴォルっていうらしい。 ただ残念なのが、ルーシっていう綺麗な人がノアールの婚約者なの。


ストーリーにないボブキャラなのに、なんかイレギュラーっていうかバグ。 元平民ってことで近づいて話しかけても無視される。 なんなのよ。


行軍イベントで、オークとの戦いがあるけど本来5匹だったはず。 なんで20匹なのよ。 バクってるわ。


しかも、集落があるなんて。

何、あのバグメンバー、1時間でオークキング含めて討伐完了って、おかしすぎ。


卒業後、魔鏡の魔物の氾濫イベントがあるのよ。 それまでに私の覚醒しなきゃいけないのに、まだ浄化魔法が使えない。 おかしすぎ。 冷静になってエリオットルートを攻略してかなきゃ。


◇◇◇

ノアール達のおかげで、以降はトラブルもなく無事クラスメイトたちは翌日迎えにきた馬車に乗って帰宅するのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ