行軍の野営にて
今日泊まる野営の場所について俺たち。 って、ただ開けた場所を選んだって感じだ。
なんか、クラスメイトも従者も含めて皆さん疲れてる。 テントは従者がはってるし。
俺らはテントをヴォルとルーシに張らせてるふりしつつ、俺はエルモ解体しててバーベキューの準備。
なんか注目されてるが、無視だ。
料理しながら、タバコをふかしつつ、冷えたビールを飲んでる。
「ギブソン君、その料理わけてもらえないだろうか? 対価は支払う」って男子生徒。
「坊っちゃま、それは。」って従者の男。
意味わからん。
「なんでっすか?」っていうヴォル。 俺が料理中とか、まぁ俺が面倒な時は、だいたい今はヴォルかグリが話す。 昔っからだ。 昔は、部隊の人間メンバーの誰かが対応してくれてた。 俺ってやっぱりコミュ症なのか。 まぁ、面倒な時は話したくないそれだけだ。
それで、男子生徒曰く、グループで予算が決まってるらしく、女性の多いグループは身嗜みやらで女性陣の食事や甘味に費用がまわっていて、男子4人は貴族でも次男とかで従者を含めて同じテント。 しかも食事は、男子にとっては足りない保存食だと。 ここまでの道のりの討伐は女子も加わるが、剥ぎ取りとか全部男子で、一部荷物も運んでたらしい。
「正直、俺ら小間使いみたいに使われてるんだ。 夜の見張りも俺たち4人で持ち回りでさ。 せめてまとも食事がしなきゃ明日もたない。」
「リーダーに言えばいいじゃないっすか?」
「彼女に話すまで、俺たちみたいな下っ端貴族は、御令嬢の前の令嬢達で却下だよ。 男なんだから、女性を守って当たり前よで終わりだ。」
「貴族も平民平等ってわりに、なってないな。」
「表面上だけさ。」
「ふーん、まぁいいよ。 肉大量にあるし、これ全部もってけよ。 対価はいらねぇ」
「本当か? ありがとう」って言って従者と串焼きのエルモの肉20本ほど持っていった。
また追加で焼き始める俺。
「兄貴、こっちで何作ってるんすか?」
「明日の朝食用にオークの肉、燻製中。」
「ノアール、われ明日、パンケーキがいい」
「別にいいぞ。」
グリ:「俺、トーストで」
「それも大丈夫だ」
って俺ら、いつもとかわらない。 テントは外見はテントですが、中は簡易キッチン、トイレ、部屋は3部屋で風呂は完備されてる。 雑魚寝だったが、魔神になって拡張魔法っての理解して作れるようになった。
夜はテントの中で酒のみつつ、今夜はカードゲームして、のんびりふろ浸かってちゃんとルーシ抱く。
他のグループメンバー達や、さっきの男子生徒が何してるかって? 興味ないから知らん。
一応、俺らのテントの周りには結界はってあるから、魔物も人間も侵入禁止だから見張りはいらない。