最終学年はSクラス 後編
休憩時間に、女3人が来る。 1人は黒髪だ。 もう1人は茶髪で、1人は暗めブロンドでドリルだ。 お蝶夫人だ。
「ギブソン様にバハムート様、ご無沙汰しております。 リラですわ。」って王女さんか。
「お久しぶりっす。 あ、ヴォルでいいっす。」
「はい、私もリラで。」
「兄貴、サウス帝国の時にマリーの護衛でいったときのお茶会の、えっとマーガレットさんの娘さんっす。」
「あー、あの時のか。 そんな顔してたんだな。 俺の事はノアールでいいし、こっちはルーシな。」
「ルーシです。」ってルーシ一応口調かえるんだな。
「あなた達、いくら学園が貴族、平民平等と言われてるからって、リラ王女様に敬語も使わないなんて失礼ではなくって。 それにそんな顔っていうのも失礼ではなくって。」って茶髪の女がいう。
「クラーラ、いいんですのよ。 彼らは、敬語でなくていいと以前お会いした時にいいましたの。 普通に接していただきたくって。」
「リラ王女様がいうならそれでいいですわ。」って茶髪。
「ノアール様、その先ほどのそんな顔っていうのは?」
「あー、サウス帝国行った時、ただでさえ黒髪だから差別されんだろ。 で、そん時俺他にも障害あったけど、盲目でな、人の区別は別感覚でしてたから普通にしてたけど、さすがに障害ありはあん時周りに知らせないようにしてたんだ」
「それで、治療のため休学してたんですね。」
「そうっす。」ってヴォルが答えた。
「あ! そうですは、クラーラは、ハワード伯爵の令嬢で、シャルロッテが、サイナス侯爵の令嬢ですの。 紹介に来たつもりが、もう次の授業ですわ。 また」って言ってさっていった。
「あの姫さん、雰囲気かわったっす。」
「みたいだな。 色は変わってないな。」
「確かに色は同じだ。 でなぜノアールを様付けなんだ?」
「きっと、大公っての知ってるからだろ。 公にしないってことでになってるしな」
面倒は嫌だしな。
なんてクラスメイトとの会話ってそのぐらいだ。 まぁ敬遠されてるんだろうしな。
そんなんで復学した俺の学園生活だ。