イーストエンドのギルドへ
学園復学の前に、ルーシのギルドカード作りにイーストエンドのマスター室にきた。
なんかザックがすげぇー驚いていて、ベルグもきた。
へぇーこいつら意外と渋いオッサン達だったんだ。
「ノアール、よく生きてたな」ってベルグだ。
「いやいや、ただ旅にな行ってただけだし」ってタバコ吸っておいた。
ベルグとザックが机一緒にバーンって叩いた。
「嘘いうでない! ユリアン王退妃から全て聞いた。 ヴォルとグリの正体もだ。 だが礼をいう。 イースト王国にアンデットの群勢が来る前に防いでくれて感謝する」って頭下げられた。
あー、そういや急いでたし、ヴォルはなんか王妃さんといたな。
「別にそういう意味で乗り込んだんじゃなくてな、俺の人生の目標スローライフのために、邪魔だったんで排除しに行っただけで、まぁ死にかけたけど生きてる。」
「ベルグの旦那、ノアールはそういう奴だ。」ってザック。
「まぁそうだな。 とりあえず、インズ国の状況だが、イゴス国王は退位してほぼ廃人のように病床についているそうだ。 元ウェスト国領のみ無事で、ノーランド公爵が国王に即位する。 インズ国があった場所と元アルタ、元ウドス領だが、不思議なことにこの1ヶ月で魔境に呑みこまれた。 インズ国は、今、陸の孤島になっており、ユリアン王退妃がノース国との交易再開に尽力している。」
そりゃ、悪魔が死んだ爆心地だから、まぁ魔境になるな。
「まぁお主が生きていると知ればユリアン王退妃は喜ぶだろう。 お前がインズに戻る事はないのは承知しておられる。 まぁ会いに行くきがあれば行ってやれ。 で、そちらのお嬢さんは?」
いやぁーやっと俺の本題にはいれるよ。
「ルーシ、俺の嫁。 で、ギルドカード作りにきたのと、そういや学園休学したまんまだったって事で復学と、ルーシも学園行ってみたいって事でちょうどベルグもいるし相談しにきた。」
あれ、ベルグとザックがぽかーんってなっている。
「いろいろ聞きたいが、ルーシ嬢は、人化してるわけではないよな?」ってザック。
「それはない。 ってか、誰がヴォルとグリの事知っているんだ?」
「わしとザック、そしてユリアン王退妃だけだ。 他は混乱で覚えていないそうだというより信じられないようだ。」っていうベルグ。
情報まわってたらビックリだ。
「ベルグの旦那、どうします?」
「ああ、わしも今いろいろ頭を整理している。」
「ノアール、在学中の婚姻は認められてないんだ。 ってノアール、視覚と嗅覚は戻ったのか?」ってザック。
「そう言えば、言ってなかったな。 戻った。 にしても、在学中は認められてないは知らなかったな。 まぁ事実婚だし、別に恋人ってことでいいんじゃぁねぇー」
「われもそれでいいな。」ってルーシ。 頷いてるグリとヴォル。
「ノアール、それがだ、お前の出世は各国の要人に知れ渡っている。」ってベルグ。 まじっすか。 よし、復学諦めて旅にでるか。
「ノアール、復学諦めて旅でようとか考えてないか?」ってザックに突っ込まれた。 なぜ、気づく。
「そりゃ面倒だし、貴族とか国に仕えるとか嫌だしな」
「それは平気だ。 万が一、ノアールが生きていた場合、ユリアン王退妃の計らいでお前はどこの国にも属さない、土地は魔境の森がお前の管理する土地になって、大公の地位だ。 といっても各国が魔境には今まで通りに調査しにいくがな。」
ふーん。
「ってことは、俺自身は今まで通り自由ってことか?」
「ああそうだ。」
ってまぁなんだかんだでいろいろ手続きした。
ルーシは、ガーネット辺境伯の養女になって俺の婚約者。
グリとヴォルは俺の部下って扱いだ。 今世の母親のクロスのネックレスは受け取った。 仕舞うっていうか捨てようとおもったが、ルーシが付けとけいうので付けてる。
ギルドカードは、俺、ヴォル、グリがSSで、ルーシはAだ。 まぁルーシ自体の実績がないから仕方ない。