目覚め
今世、目指せスローライフ、寿命もダメだったな。 ルーシの顔、一瞬だけおぼろげだけと見れてよかったかもな。
「ノアール」ってルーシの声。
「俺、サタンに魂食われたんじゃ。 いやいやなんで意識あるんだ、また転生か」って独り言のようにいいながら目を開けた。
ルーシの妖艶で綺麗な顔、瞳は金色で髪は艶やかな俺と同じ黒髪でストレートだ、肌はシミのない白くて、手足が長くて、胸はあって出る所はでて引っ込むところはひっこんでて8頭進いや10頭進かっていう美女だよ。
「ノアール、われをマジマジとみてどうした。 惚れなおしたか?」と顔を覗かせてきた
「そりゃ、惚れるわ!」っていいつつ唇奪いつつ舌絡ませて長いキスしてた。 このまま服まで脱がしてからみあわせそうになる。
「ぷはぁー。 いかんいかん。 俺 死んだよな。ここどこだよ」ってキングサイズのベットに黒の天蓋がついて金色刺繍だ。
「うーん」って甘い声だ。「途中でやめるとは」って言われてしまった。
「状況把握だって。」って言って窓のほうへ手を引かれて連れていかれた。
窓の外に広がる光景は、高熱のような砂嵐に建物は不気味にそびえたつ。
「えーと、ここどこだよ」って状況わからなさすぎ。
「魔神サタンの管理世界、つまり地獄」ってルーシは俺の腕に絡み付きながらいう。
「ってことは俺は今回のスタートもハードモードで地獄スタートってことか?」
「ちょっと違う。」
「何がだ?」
「魔神サタン、つまりわれは、憎き父、神とわれは取引をもうしでた。 ノアールを生かすためサタンの力を全てノアールに譲渡した。 われはあいつの力で女体のままだ。」
「ルーシ、意味がわからねぇー。」
「ノアール、われは嫌いか?」
「前から言ってるだろ、お前は極上の女で、それ以外の女は抱く気もないって。」
「それはつまり?」
「はいはい、一度しか言わないからな、むちゃくちゃ惚れてるし、愛してるよ。」
「われも、ノアールを愛してる。」ってまた唇重ねて舌絡ませながらベットに押し倒された。
「ルーシ、説明してくれよ。」
「われと一生添い遂げてくれるか?」
「出来るならするし、必要なら嫁にもするって」
「そうか。 良かった」って抱きしめられた。
そして、
「ノアール、お主が目覚めた時点でお主は魔神サタンでもあり、われの夫だ」
「そうなのか。 って姿は元のままだし、なんか実感ないが。。」
「驚かないのか?」
「いや、ルーシいるし、あと風呂があるか気になるが」
「あはは、さすがノアールだな。 風呂は大浴場、露天風呂、和室もあるし、和室の寝所もある。 姿は、われの愛した男のままで、まぁ堕天の翼がついただけだ。」
「風呂最高じゃねぇー。 酒もタバコも俺の愛刀から全部次元にあるじゃねぇーか」
「ああ、消耗したらいつでも地上にいけるぞ。 たまに馬鹿な羽虫とか、悪魔が挑んでくるぐらいだ。」
「飽きることなさそうだな、まさに俺の目指した人生スローライフ、目指せ寿命か?」
「スローライフはそうかもしれんが、永劫だ。」
そうか、魔神だから寿命が存在しないのか。
「ルーシもか?」
「ああ、われもだ」っていいながら、身体からませながら続きでセックスしまくった。 たぶん1ヶ月くらい。 腹も減ることもないが、嗜好みたいな感じで食べる。
俺の行き着いたところはまさかの魔神サタンだ。
◇◇◇
「って待て、グリとヴォルはどうなったんだ!」
「ノアール、われに飽きたのか?」
「飽きるとかじゃなくてな、2度も付き合ったやつらにケジメが必要だろ」
「まぁわれも気になるな。 では地上に行こう」って手を繋いで別部屋に連れてかれた。 そこには高い天井のある部屋で、部屋中にさまざまな扉があって宙にも浮いている。
「これだ」ってルーシが扉を選んだ。