表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
159/182

別れ

もう俺死ぬな。 

なんか花畑、懐かしい満月草の匂いだ。 今日は満月か。

「ノアール、気づいたか?」

「ぐはぁ、サタンか。 よくあの爆発から、はぁはぁ抜けたな」

「われの事は、ルシファー。 ルーシって呼べと約束したではないか」


そうだった。 イーストエンドで、女バージョンのサタンとセックスしたあとのんびり初めてベットで長く語ったな。 サタンの別名はルシファーで堕天使だった。 父である神と喧嘩して負けたルシファーは、サタンとして地獄の神として魔神になった。 元は女神だった。 サタンでベースは男にさせられて、俺とセックスする時に本来の女体になれたらしい。 俺としても2度とケツほられるの勘弁だって拷問の時の話したな。 お互いに笑った。 ルシファーだけど愛称でルーシって呼んでほしいって言ってたな。


「ごぼ、はぁはぁ、ルーシ」もう精一杯だ。


「ノアールの最終奥義は命を削るんだな」

「ああ、せ、生命力をつかう。 もうわかってる」

自動回復も意味がない。 せめて最後にルーシの顔見たかった。

「ノアール」

呼ぶ声で目を開いた、おぼろげに見える。 臭覚も視覚も戻ったのか。

必死で腕上げてルーシの顔に触れた。

「想像以上にいい女だな」って言って俺の意識は闇に沈んだ。


結局、今世も俺は長生きできなかったな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ