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避難した者達

Side:グリ、ヴォル


物凄い爆心音が響きわたった。

俺グリは、ノーアルの兄貴の指示で、とりあえず魔境の森の上空にいる。 ヴォルの持つ籠の中には、十数名の人間がいる。


[ノアールの兄貴]って叫んだ。 ヴォル坊も[兄貴]って泣きながらいっている。 俺とヴォル坊、兄貴を2度と失いたくなかった。 絶対生きているよな!!


爆発がおさまって、俺とヴォル坊は王宮があったであろう場所にいった。 人化して必死に探した。


「ヴォル、助けていただいてありがとうございます」って王妃さんがいう。 

「兄貴が連れてけって言っただけっす。 兄貴、どこいったんっすか!」ってヴォル坊は泣き続けてる。


「ユリアン、わしは間違ったのか。 あの忌子に襲撃され、ここには国も後継ぎもいない」ってオッサンがいう。 「オスカーの最後の言葉は、僕を見ていて欲しかったです。」と王妃さんがいう。


俺グリは、タバコに火をつけながら一服して「ノアールの兄貴は好きでここにきたわけじゃない。 縛られない自由が欲しかったんだ。 てめぇーら人間が、ノアールの兄貴の人生を狂わせやがって! 自分勝手に悪魔と取引した報いだ!」って人間達に怒鳴った。


「ヴォル坊、ここにはノアールの兄貴はいない。 いくぞ」

「うぁーん、兄貴」って泣くヴォル坊を背中に乗せて俺グリは人化解いてある場所に向かった。

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