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決戦の地へ 後編
Side:グリとヴォル
グリはグリフォンの姿で、ヴォルは黒竜の姿だ。 ヴォルが吐く業火をグリが風を操り、ノアールの進む後群がるアンデットを燃やしていた。
グリ:「ノアールの兄貴が、王宮にはいった」
ヴォル:「グリさん了解っす。 久しぶりっすが合成っすね。」
グリ:「ああ、一気に片付けるぞ」
そう言った2人は飛翔しヴォルの吐く業火にグリが竜巻をおこす。 火災旋風が巻き起こる。 アンデットの燃える悪臭が業火により無くなっていく。
幾つもの火災旋風により王宮の周りは火の海だ。
ノアールがいる王宮には、火の粉がいかないようグリが風を操っていた。
王宮から物凄い音がし、一部が崩れ始めた。
グリ:「なんだ今の音にすげぇー魔力のぶつかりあいだ。 片方はノアールの兄貴だ。 ヴォル坊、王宮へ向かえ。 俺は、残骸片付けてからむかう」
ヴォル:「グリさん、了解っす。」
ヴォルは人化して、王宮の中にはいるのだった。
グリも人化して、「こんだけ火がありゃ、放り込んでやるよ」とまだ数万いるアンデットに斧を担いで向かっていく。