オゾネスで冒険者登録 前編
受付のおっさんから冒険者登録用をプレートを受け取った俺たち。
ちょっと隅に移動して、念話で会話する。
グリ:「ノアールの兄貴はいいとして、俺とヴォル坊どうなるんだ?」
俺:「とりあえず、垂らしたら改竄だろ。 俺、場所わかんねぇーからおしえろよ。 まず俺からな」 って言って血を垂らす。
少しして表示したみたいだ。
グリ:「ノアールの兄貴、名前:ノアール・ギブソン 年齢:18 人種: 不詳」って場所触らせてながらいう。
俺:「俺はいつから人間じゃないんだ、まぁいい名前と人種変更っと。 どうだ?」
グリ:「バッチリっす。」
グリは、名前はグリ 年齢 不詳 人種 不詳だったのを、年齢25 人種 人族にした。
ヴォルは、名前ヴォルバハムート 年齢 不詳 人種 竜人族を、名前 ヴォル、年齢 18 、人種 人族にした。
(ヴォルが竜人族は驚いたけど、いつのまに俺人間やめたんだ?)
≪俺もわからん。 セックスのしすぎか?≫
(なんで魔神とセックスするとそうなるんだよ。)
≪俺だって人間とセックスしたのはノアールだけだ。 要因の1つだ。 それか、俺がいるからかもだが、昔、検査された時は問題なかったからそれぐらいしか考えられん≫
(そう言われればそうだな。 まぁもうどうでもいいや。 お前とセックスしないなんて考えられんし)
そんな会話している間に、グリがカードを渡す。
「後ろの2人、18なのか。 15か16だと思ったわ。 あ、そうそう3人とも色付き眼鏡外してくれ。 登録に、髪色と瞳の色入力しておくんだ。」
そうなのか。 って思ってサングラス外した。
「あはは、お前ら容姿整ってるって思ったけどよ、三者三様に美形だな。 黒髪の坊主はさらに美形だ。 受付嬢とこ行ってたら大騒ぎだな。 色付き眼鏡していいぞ」って言われた。
「あと、3人で活動するならパーティ登録しておくといい。 ソロだと1人ずつで換金になるし、ランクあがると貴族とか無理矢理護衛とかにされる。 それにお前らの容姿だと貴族のツバメか変態どもの餌食にされる。 パーティなら、なかなか手出せなくなるんだ」
ほう、それは面倒だな。
「パーティ登録したあとのデメルットってなんだ?」って俺が聞いた。
「均等分配だな。 1人が活躍しようが依頼料、魔石、素材の換金全てが同じになんだ。 それで揉めて解散するやつらもいる。」
「それなら問題ないな。 お前らも問題ないだろ?」
「兄貴がいいなら俺それでいいっす。」
「俺もだぜ。 ノアールの兄貴がいいならな」
「黒髪の坊主がリーダーなのかよ。 パーティ名はどうする?」
何がいいかなって考えてた。
「「黒翔隊」」ってハモるグリとヴォル。
≪なんの名前だ?≫
(ああ、前世の時の部隊の別名だ。 ヴォルが黒竜で飛ぶし、俺の髪色と剣技からいつのまにかついた名前だ)
「面白い名前だな。 字は?」っていうおっさん。
グリが書いて渡した。 何気に人語の読み書きも同じ。 違いはアルタイト国当時の文字だ。