第一村人発見?
街道らしき道を小1時間グリが運転している。
街道らしきってか魔力で人らしき団体様を発見した俺ノアールです。
「第一村人発見じゃねぇが、テンプレ如く人間が戦ってるが、どうする? ちなみに、どっちついても面倒だ。」
「ノアールの兄貴、行商人一行と盗賊だぜ。 まぁ情報収集で盗賊狩りじゃないか?」
「だな。 ヴォルいくぞ。 あと、グリ、魔導車を次元にしまってから合流な」
「了解だぜ」
って言って、20人ぐらいいた盗賊、中には騎馬にのった盗賊達を殺していく。 応戦中のは、ヴォルに対処させた。 色がにてるから、間違って殺すからな。 グリも途中参加。 グリの魔武器は斧だ。
ひさびさの人間の魂でサタンも喜んでいる。
「危ない所助けていただきありがとうございます。 さぞや高名な冒険者かたとお受けします。 私は、マルチ商会の行商人ジョシュといいます。 義賊を名乗る盗賊ののサソリ団からお救い頂き、ありがとうございます。 どうお礼をしたらいいでしょう?」って男の声。 魂の色はまぁ歪んだ青だな。 サタンが好む色。
グリ:「ノアールの兄貴が言ったどっちもどっちって、こいつ奴隷商もやってるのか?」
俺:「そう。 奴隷の中には、人間以外もいるがようわからねぇ。 とりあえず情報聞け。 言葉が同じには驚いたな」
「通り掛りで襲われてたんで助けただけだ。 俺たちはただ異国から旅してるだけだぜ。 礼ならこの辺りの情報でいい」
ヴォル曰く皆浅黒い肌らしい。 白い肌の俺たちは目立つから、異国って言ったらしい。
「その程度でしたら問題ありません。 ただ、ご覧の通り護衛の冒険者も負傷しており、可能であれば砂漠の都、オゾネスまで護衛頂けないでしょうか? 報酬は出させていただきます。」っていうジョシュ。
「構わねぇーぜ。俺は、グリ、黒髪のにーちゃんがノアールで、もう1人はヴォルだ。 ただその報酬ってのは現金にしてくれ。」
俺とヴォルは、盗賊達の持ち物や装備を回収しておく。
グリ曰く、殺した奴の収入にしていいらしい。 んで、護衛といってもオゾネスまでは約2日間だそうだ。 ジョシュを含む行商人は皆次元ボックス使いらしい。 だから、馬車が3台なわけだ。
グリに、ジョシュから情報をもらいつつ、俺とヴォルは2番目の荷馬車にのって出発した。 馬じゃなくてラクダがひいているけど。
こうして、第一村人発見じゃないけど、怪しい奴隷商の護衛を引き受けた。