常夏の島
ひさびさのヴォルの騎乗はなかなか楽しい。
半日ほど進めば、小さな島が点在してる。
魔物や動物は生息してないが植物、昆虫類はいるっぽい。
そんなとろこで休暇したり、飯くったりだ。 野宿ならず簡易ハウスで寝泊りだ。
「ノアールの兄貴の風呂好きはわかるが、露天風呂風に大浴場風と二個作るか?」ってグリに突っ込まれた。
「いつでもどこでも温泉気分のためだ。 そういうお前は、スロット、部屋においただろ」
「それはヴォル坊もだ。」
「俺は純粋に訓練用っす。」とまぁ旅でも娯楽ありだ。
そして1週間ぐらい経過したところで火山あり、ジャングルありのかなり大きな島発見。
「ギャオー」って吠えるけど飛ばないトカゲ。 ここ、はっきりいって恐竜型の魔物生息地。 沼地や河には、アナコンダに巨大ワニだ。
生態系は崩さない程度に魔物狩り。
「兄貴、もうここに3ヶ月いるっすけど、まだその樹脂あつめるんっすか?」
樹脂、つまりだゴムの木を発見した。 ヤシの実ありで、ココナッツミルクもゲットだ。
「言ったろ、こいつありゃ、魔導車が作れんだよ。」ってタバコふかしつつ、今日の回収分をまとめてる。
「ヴォル坊、ノアールの兄貴が飽きるまでだぜ。 まぁ魔物もすばしっこいのから大型までいんだし、別にいいだろ。」
「そうっすね。 海にも変な形の巨大な貝せおった魔物いるっすから。」
ってわけで、さらに1ヶ月滞在してた。 夜中に襲う魔物がいるから、ここは俺のスローライフの地ではないな。