合同訓練後の彼女たち
ナタリー、ヨウSide:
私が目が覚めたのは、医務室のベットの上。 横にはヨウがいた。
「お嬢、お目覚めで。」
「ええ、いったい何があったの。 私勝ったわよね。」
だって、私の俊足剣と一閃の合わせ技が負けた事ない。 飛騨天を使うお父様以外に。
「いえ、お嬢は、負けました。 完封なきままに。」
「ヨウ、嘘よ。 私の合わせ技よ。 あの欠陥品はどんな技をつかったのよ。」
「それがわかりません。 ただお嬢が倒れて起き上がろとしたらく首が」
「私の首がどうしたっていうのよ。」って自分で首を触った。 ついてる。 あ、切られたんだ。
「いやぁーーーーー。。 首が、首が」
「お嬢、落ち着いてください。 精神ダメージ変換ですが今は安静に。」
怖くて暴れた。 鎮静剤を打たれたのか眠れされた。
やっとお嬢が落ち着いた。 ギブソンという生徒、彼の技量を見切れなかった。 あれは、いったい何者だ。 魔法契約で一切当人にきけず、マーク先生に聞いた。 わかるのは、視覚、嗅覚等の障害があるがそれを補うほどの非常に高い戦闘能力があるという、ギルドランクAの青年だ。 青年といっても長い黒髪を一つに纏めて、容姿は整い金色の瞳に16歳とはおもえないほどの色気がある美丈夫だ。 一緒にいた子も、ダークグレーの襟足長めで黒目で容姿も整っていてカッコ可愛い系だ。 正直彼らがグループに来て目立っていた。
お嬢は面食いだしが突っかかるのはわかっていたが、まさか負けるとは。
魔法契約で一切近づくことも許されない。 ウルハ水流剣術にとっては痛手だ。 あそこまで高い技量なら、もしかしたら誰も習得できない抜刀術、十文字を使えるかもしれない。
一切接触不可だ、今更なにもいえない。
そう眠るナタリーを見ながら猛省するヨウだった。