とある日の週末
マークの呼び出し後、俺たちは、転移でノーススプリングにきている。
昼は蕎麦屋で、宿はいつもの枯山水亭。
鷲を連れてきたが、女将が特別に承諾してくれた。 部屋もいつもの所だ。 料理も3人前たのんだ。
「俺は、ぐーたらするから、お前ら勝手にしとけ」
「ヴォル坊、夜の繁華街行こうぜ。」
「グリさん、ここにあるんっすか?」
「おう、さっきひとっ飛びして探しておいたぜ」
「さすがグリさんっす。」
「ヴォルはいいけど、グリ、その姿だとお前みてるだけだろ。」
「ノアールの兄貴から、毎日魔力貰ってるおかげで1日2時間だけだが人化出来るようになったからな。」
「そうか、良かったな。 まぁ金はヴォルがだしとけよ」って言っておきながら、グリ、いつの間に俺の魔力食ってたんだ?ってまぁ無限魔力だからいいけどさって内心で突っ込でおいた。
「了解っす。 グリさん行こう」って2人で部屋からでていった。
それ見送っておれはのんびり温泉につかりながら、俺は酒のみつつタバコすいながら、「グリは昔からだが、ヴォルも好きだな。」って独り言。
「ノアールも行けばいい」ってサタンだ。
「前世はいったが、今、極上の女がいて、行く必要がねぇーだろ」っていいつ、前戯はじめてるけどな。
サタンの喘ぎ声を聞きながら、今日もセックスしまくる俺だな。
◇◇◇
一方、娼婦街にきているグリとヴォル。
グリは鷲のままヴォルの肩に乗っている。
ヴォル:「一周まわったっすけど、どこがいいっすか? やっぱり人並んでるとこっすか?」
グリ:「あれは、犯罪奴隷がいる娼婦だ。 犯罪奴隷の女はだいたい娼婦で安価だ。 が、もう死ぬまでやるから、精神崩壊してるわで生きる屍だな。 そこにいくら見てくれのいい女がいても、それはいい女とはいわねぇー」
ヴォル:「そうなんすね。 で、どこに?」
グリ:「朱色の建物あっただろ。 あそこだな」
ヴォル:「了解っす」
といって向かい、グリが女達を選びそれぞれ寝部屋でセックスを楽しむのだった。
犯罪奴隷のいる娼婦館
ここはグリが言ってた犯罪奴隷のいる娼婦。
恰幅のいい女主人がタバコをふかしてカウンターにいる。
「女将、お銀は空いたか?」
「またあんたかい。 今、他相手してるから20分は待ちなね。」
「んじゃぁまってるわ。 あんな綺麗な女が戦犯とはな。 すぐ股開くし、しゃぶってくれるからよこっちは嬉しいけどな。 ひひひ」
「まぁあんたみたいなハゲでデブには勿体ないがね。」
「金払ってるんだからいいだろ。 それに連日行列じゃねぇーか。 よく王都から連れてこれたな」
「お銀の奴、あの年齢で王都の調べで処女じゃないわ、妊娠してるわで、無理矢理流産させたから、王都の娼婦会が嫌がってこっちに回ってきただけだ。」
「ってことは、後半年か1年ってとこか。 だから中出しし放題なのか」
「そうそう、子宮もとっちまったから、日に日に弱ってるよ。 もしかしたら数ヶ月かもね。 まぁそれまで、稼いでもらうさね。 あんたの番だよ」
「1時間だ」
「たく、銀貨5枚だよ」
◇◇◇
私 ユナ。 でも今はお銀って呼ばれてる。
ここにくる間、もう覚えてない。 また、扉があいた。なんで、オスカー様は私のことお銀っていうのかな。
ほぼ半日、私の中にいっぱい注いでくれる。 口の中にもいっぱい。 こぼさないように飲み込まないと。
でも、血はくれないの。 それでもいい、オスカー様が何度も抱いてくれるなら私は幸せ。
それから半年後に、ユナは死ぬのだが誰もユナが吸血鬼族だとはしらないまま。