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2年生復学初日、午後の実技 前編

午前の学科の授業は終わり、お昼休みだ。

誰かが近づいてくる気配ありで、サクッとヴォルと廊下出て、すぐ転移して平屋へ戻る


「ノアールの兄貴、ヴォル坊、おかえり。 ノアールの兄貴今日の昼はなんだ?」ってグリ。

「魔境の魔物の煮込みハンバーグだ。 パンとパスタどっちがいい?」

「俺、パスタ」

「兄貴、俺パンだ」


ってわけで、もともと作ってあるのを温めてなおすだけ。

魔境の肉は、ヴォルもグリも毒耐性あるから平気だ。


食後のコーヒーをのみながら一服。

「兄貴、午後の実技は魔銃っすね。 場所は、俺が案内します。」

「俺、魔銃の実技嫌いなんだよな。」

「兄貴、兄貴にとって使わない武器っすもんね。」

「ノアールの兄貴にも苦手な武器があるんだな。」

「そりゃあるさ。」

「意外だな」っていうグリ。


そんな会話しつつ、午後の実技の時間になり、ヴォルに訓練場へつれていってもらう。

底辺クラスとは違う場所で、実技によって訓練場の場所も違らしい。 ヴォルいわく。


「兄貴、なんか今までとも作り違うっす。」

「なんか、区切られてるしな。」

「兄貴、20部屋あって、10分ごとに交代するっす。 的が前方から発射されるのを撃ち落とすらしくて、10分間で撃ち落とした数とミスした数が学生証に記録されるみたいっす。 初級、中級、上級、最上級で発射される的の数が違うみたいで、初めての人は初級からみたいです。」って学生証に書いてある説明を読むヴォル。

「的の数は?」

「初級が2個、中級が4個、上級が16個、最上級が256個っすね。 発射されると次が発射される感じっす。」


「兄貴、なんか上級クリアすれば3年までの単位取得みたいっすよ。」

「へー、そりゃいい事聞いた。 的が魔力帯びてるといいんだが、やってみないとな。」

「そうっすね。 俺が9番の部屋で、兄貴が10番っす」


自動的に部屋も決まっている。

観戦してるやつらは、さすがとかおーとか声が聞こえるが興味ないからスルーだ。


ようやく、俺たちの番。 学生証は、はっきり言って俺に不要だからヴォルに持たせてる。

ヴォルが設置場所に置いてくれて、部屋にはいった。 立ち位置が決まっているみたいだ。 ヴォルに言われた。


ボールみたいのが発射された。 お!魔道具なのか魔力帯びてる。 最低クラスの時は、クレーン射撃みたいな感じで常に物体検知だったから疲れたんだよ。 魔銃でバンバンって打っていくけど、発射時間に誤差がある。 だから、銃は嫌いなんだよな。 面倒だから2丁にしておく。


途中で球数が増えた。 モード変わったらしい。 発射した瞬間に撃ち落としはじめた。 10分するとブザーがなる。 終わったみたいだ。


周りは騒騒しいから、離れる。 色が色々すぎて居づらい。 嫉妬、嫌悪という感情や、尊敬、畏怖にちかいもの様々だ。


「兄貴、ノーミスで中級までクリアっす。」

「そうか。 魔力帯びてたから楽だったな。 んで、お前は?」

「俺も中級までクリアっす」

「んじゃぁ、今日中には上級終わるな。」って俺たちは離れて会話。


わざわざ、離れている俺たちの所に5人くらいがくる。 はぁ~めんどくさい。

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