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閑話 ユナ

ノース国との戦いで負けたインズ国。

その時王都にいたオスカー様の代わりに私はロイと共に援軍2万を連れて出兵した。 でも大穴が結界で塞がれている。 魔法の真髄を極めた私が破れないなんてあの黒髪の人以来だ。


仕方なくインズノースまで撤退した。 オスカー様が戻ってくると思ったら違かった。 

今回の敗戦の責任からしばらく王都にいなくてはいけないと、王都の王宮では今までのように一緒にいられないため侍女として来て欲しいって手紙がきた。オスカー様のそばに居られるならってことで引き受けたの。


王都むかいながらロイから女性を紹介され侍女教育を受けた。

紅茶の入れ方とか、服の着せ方からだったけど、夜の営みの奉仕については徹底的に教わった。 


王宮についてやっとオスカー様に会えると思ったら、オスカー様の寝所の隣の部屋で外からしか鍵が開かない部屋に閉じ込められた。 


浴室とかあってクローゼットにも服があるけどスケスケの服や、胸があらわになたり、短いスカートで下半身が丸見えのものばかり。

食事は、小さな小窓から渡された。


扉の鍵があいてオスカー様が入ってきてくれた。

「ユナ、ごめんな。 僕が不甲斐ないばかり、ユナを他の人に見せないためにはこうするしかなかったんだ。

でもユナにはがっかりだよ。 結界を破れないなんて」

「違うの、オスカー様」っていったら、ほっぺたを叩かれて勢いでベットに倒れた。

「ユナ、僕は言い訳を聞くのは嫌いだ。 罰として、僕を満足させられたら血をあげる。」

「オスカー様、それって」

「ユナの身体でね、今日は僕も溜まってるからすぐ入れるから」ってすごい乱暴に服脱がされて私の中に乱暴に入れるだけ入れて、何度か中に注いだら、そのままキスもなく部屋からでて鍵がかかった。 あんなオスカー様見たことない。 涙でいっぱいだった。


次の日の夜にきて、今度は優しくて甘いキス。 きっと何かあったんだろうって思うようにして、教育されたように奉仕したの。 そしたらあのとろける血を少しくれた。


それから、サウス帝国へ戦争の調停へ向かわれるってことで私も同行を許された。 オスカー様のお母様も一緒ってことで、馬車は別で宿泊も別。 やっとサウス帝国についたら、オスカー様のお部屋の隣に案内されたけど私は部屋からでちゃだめだって。 連日の会議でお疲れ様の様子。 王都にいたようにご奉仕をしたわ。


ある日、オスカー様が夜に来て昔みたいに優しいく何度も抱いてくれた。 血もいっぱいくれた。

「僕の可愛いユナ。 交渉が難航してて、僕は責任を取って処刑されてしまうかもしれない。」

「そんな、私にできる事があれば何でもします。 オスカー様に救われた私の命です。 こんな私でもオスカー様の代わりになれるなら差し上げます。」

「ありがとうユナ。 その言葉聞けて僕うれしいよ」って言われた。


そして、その後も朝まで抱いてくれた。 私の中に、漏れるほどいっぱい注がれた。

甘い声で、「ユナ、愛してるよ。 僕のために」ってささやかれた。 「私も、オスカー様のためなら」って返事した。 もうこれで、ずっと一緒にオスカー様といられるって思っていた。


その日の午後、ロイとヤンが着て着替えるようにって麻のワンピースに着替えた。

どういう事?

「オスカー殿下のためです。」って猿轡つけられて頭から袋を被されて、両手、両足を縛られた。


何度も、オスカー様のためって言われた。 オスカー様のためって思ったら全てを受け入れていくの。

誰かが来て首輪をはめられた。 そのまま、馬車か何かに運ばれてる。 途中で止まってドアが開いた。 

頭巾を外されて、目を開けたら知らない人達。


「戦姫って言われるだけあって美人だな。 まぁもうお前は犯罪奴隷だけどな」

え! 何言ってるの。 魔法で逃げてやるわよ。 って魔法が発動しない。

「魔法は使えないし、自殺もできねぇーよ。 ノース国まではちゃんと生きさせろってことで食事だ」って猿轡を外された。

「食事だ早く食え」って言われて。 声もでない。 ただ言われるままに食べた。 食べ終わると扉が閉まる。


声がでない。 ただ涙だけが流れる。 オスカー様のためっていう双子の声と、今朝のオスカー様の声、きっとオスカー様が迎えにきてくれるって思うと、全てオスカー様のためねっていう思考しかもてなくなった。

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