再び、歴史博物館へ
そして夜中、俺とヴォルは、歴史博物館に侵入してる。
「兄貴、聖剣破壊にきたんっすか?」
「ちげぇーわ。あの宝石が着いた派手な奴だれが興味もつかよ。 それより、グリだよ。」
「グリさんの剥製っすか?」
「そう。 あれおかしくないか?」
「傷もないし、今にも動きそうっす。」
≪微弱だが魂がある≫
(やっぱりな。 紺色と金色が混ざってるよな。 これサタンの捕食対象か?)
≪これは、対象外だ。 目覚めさせるのか?≫
(ああ、そうしてやりたいが、どうすればいいかなって)
≪簡単だ。 もともとお前の前世で従ったなら、魔力流せばいいだけだ≫
(まじ、そんな簡単なことかよ。 でもここからこいついなくなったら。 魔物の素材でダミー作ればいいのか?)
≪その通りだ≫
「ヴォル、やっぱりグリ生きてるわ。 サタンもいってる。」
「まじっすか。」
「起こすのに、こいつのダミー作るから、お前も手伝え。 俺、色がわかんねぇから」
「兄貴、もちろんっす」
ってことで30分かけてダミーを作った。
「魔物の素材でこうも作るって、兄貴の魔法って進化しすぎっす。」
「これもサタンのお陰だな」
≪ノアール、魔力量からして元々魔法使わなすぎて宝の持ち腐れだったからだ≫
(それ言われると言い返せねぇー)
「んじゃぁ、グリ起こすか」っていって、グリフィンに魔力を流す。お前結構な量もっていくな。 無限魔力だからいいが。
「お! 兄貴、グリさん起きたみたいっす。」
[うはぁーん、 良く寝た。 だれだ、俺おこしたの?]
[グリ、動くなよ]
[グリさん、今場所せまいんっすよ]
[うん? ギースの兄貴にヴォル坊じゃねーか]
[詳しくは、後ではなすから人化しろ]
[ギースの兄貴、それが俺人化できなくなってるっぽい。]
≪魂がまだ小さいからだ。 生まれたてみたいな感じだ≫
(そういう事)
[じゃぁ小型化はできるか?]
[鷲になら]
[じゃぁ、それで]
っていって、形が鳥になった。
なぜ俺の肩に止まる。
「ヴォル、ダミー置いてくれ」
「ウィース」って置いてもらって、マナーハウスに転移した。
グリ、救出成功だ。