表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

62/85

魔族の鑑定





鑑定の儀式(ぎしき)の日に、王族のみ王族の部屋で鑑定の儀式が行なわれた。


最初に王を鑑定する。



名:マーベル


歳:52


HP420


MP420


スキル

剣Ⅳ


魔法

雷帝魔法:雷魔法の上位魔法



読み上げた鑑定結果を、宰相が書きとめてゆく。

そしてヒソヒソと話し合う。


「それは、まことか・・・それ程のものが我にはあったのか・・・」


「まことで御座います」



次に王妃が入替わるように、私の前に進むでる。



名:サリー


歳:38


HP100


MP380


スキル


魔法

回復魔法:傷や体力を回復する

無魔法:物を動かせたり、エナジー球を発射



読み上げた事を宰相が書いて、うなずいている。


王子が前にあらわれ、凄い眼光で私を見てきたが私は気にせず鑑定を行なった。



名:ホラーク


歳:21


HP210


MP210


スキル

雷剣:剣の中位スキルで、斬撃に雷をのせて切りつける


機敏(きびん):時に応じてすばやく判断し、素早い動きをする 


魔法

黒魔法:影に身を隠したり、黒球を発射できる。



次に王女がゆっくりと私の前へ出てきた。



名:マリアンナ


歳:19


HP190


MP190


スキル


先読み:10秒先の相手の動きを読みとる


魔法

回復魔法:傷や体力を回復する



宰相は書き終わった物を抱えて、私の前へ歩みでた。

鑑定するしかないようだ。



名:レオクール


歳:60


HP100


MP500


スキル

博識(はくしき):1度見た事は忘れない為、ひろく知識がある


魔法

無魔法:物を動かせたり、エナジー球を発射



宰相がにやりっと笑ったように見えた。




王が先頭に歩き出したので、王族の後にいる宰相について行く。


大広間に入ると、貴族達は礼をして王をうやうやしく迎え入れた。

私は、王が座っている前に案内される。


宰相が「ただいまより、鑑定の儀式をとり行なう。名を呼ばれた者は鑑定師の前に進み出るように」


貴族たちは、うやうやしく頷いた。


「アルトン・バードル」


次々と鑑定が進み、驚きとため息が大広間に広がった。

昼頃にようやく貴族が終わり。王族が退出すると軽い料理が運ばれる。


貴族は立食をしながら話しに夢中になっていた。私も皿に料理をのせて歩きだす。

大広間のすみで料理を食べていると、太った貴族とがっしりとした貴族が前に立ちはだかった。


「君の国は、我が国より大きいのかい」


「私はこの国に来て、日が浅いのでこの国の大きさは知りません」


その時に、宰相が2人の貴族の前に割り込んあだ。


「君達、失礼だよ。わたしを通してもらわないと」


「は、はい、どうも失礼しました」2人は急ぎここから離れた。


「昼過ぎには、貴族の家族と優秀な隊長や役人を頼みたいが、疲労はないのかな」


「大丈夫です、お願いがあるのですが。王都の図書館への入館をお願いしたいのですが」


「図書館かね、まあいいだろう。連絡しておくので、わたしの名をだすといい」


「ありがとう御座います」


ここは、礼を述べておこう。




昼を過ぎたので貴族が見ている中、鑑定が始まった。


夕刻まで鑑定が続き、家族が終わった貴族はもう帰ってしまっている。


私は、部屋に戻った。マリが待っていた。


「カルエル様、やっぱりこの国は古代魔法国の領地でした。その領主が国王になったみたいです」


「そうか、それ以外で分かった事は」


「その領地は、古代魔法国より離れていた為に、魔法陣も普及していなかったようです。しかし蛮族の侵攻で多くの犠牲者(ぎせいしゃ)をだし。多くの技術や1人の鑑定師を死なせたようです」


「鑑定師が居なくなったのか・・・」


「それを危険と感じた魔法持ちが、魔力だけで使える魔術を開発したようです」


「それが魔術なのか」


「幼い時期から訓練が始まり、MPを増やしていたみたいです。そして開発が進み多くの魔術ができました」


「明日も引き続き調べてくれ」


「分かりました」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ