表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/85

ドワーフの里




ここはドワーフの里へ行く為のアサン村。

村長が案内人を連れて出迎えてくれた。


「ようこそ村長のシンザで御座います。何も無い村ですが何か御用ですか?」


「早速だがドワーフの里へ案内を頼む」


「そうですか・・・少しお待ち下さい」


後ろに振返って「ダンタ、出てきなさい」

草むらをかき分けて誰かが出てきた。


なんとドワーフに似た男がやって来たぞ。


「この者が案内します。ダンタ挨拶を」


「ダンタです」




ダンタが細い道を(なた)で切り分けながら進む。

私達はそれに続きながら、うっそうと茂る森へ入っていった。


「この道でどうやって材木を運んでいるのだ」


「少し遠くなりますが川に木材を流してもらい、下で受取ります」


「そうなのか、武器はどうしてる」


「武器は村人総出で出かけて、背負って帰ります」


「それは大変な事だな」





山奥から煙が上空に立ち上がっている。


「もうすぐです」


そこには、腹の出たドワーフが待っていた。


「まだ取引の時期じゃーないぞー」


「こちら様は領主様だ。なにか探し物があるそうだ」


「探し物、それは何じゃー」


「オリハルコンと言う金属なんだが、知らないか」


「知らん・・・聞いた事もない金属だ」


知らない・・・有名な金属なのにどうして知らない。


「見学をしてもいいかな武器作りも見ておきたい。良いものがあれが買いたい」


「見るだけだぞー」


見ていると斧を叩いている最中だ。出来上がった武器も見せてもらった。


星3つの斧だ。

あそこにあるナイフも星3つだ。ここにも星1つの剣が2本もあるぞ。

それを全て作ったのは、目の前のおっさんだけだ。

それ以外のおっさんは、星なしだ。


「これ2つとこっちの剣を2本を買いたい。売ってくれるか」


「しかたないな、売ってやる」


購入した武器を護衛に渡し、里の中を見てまわる事した。

すると鉄鉱石置場の近くに光る物が捨てられていた。オリハルコンだ。


間違いないオリハルコンであった。


「これが欲しいが値段は」


「それか、固くて溶けないくず鉄だからただでいいよ」


「これ以外ないのか」


「ないな、あ!くず鉄の捨て場にあるぞ」


「それも持って帰ってもいいか」


「ああ、いいぞ」


そして1日かけて、掘り起こしオリハルコンを大量に手に入れた。

それ以外の金属もあった。


「これは(すず)だ。武器にできない金属だから捨てたのか・・・あ!こっちのは(なまり)だ」


更に掘ってたら大量に魔石が「この魔石はどこで・・・」


「ああ、それか・・・たしか廃坑(はいこう)になった深い階層にゴロゴロと転がっていたな」


「案内してくれますか」


「あんたも物好きだねーー」


そこの坑道には、そこらじゅうに魔石があった。

わたしが思うに強いモンスターのすみかで、弱いモンスターをそこで食ってたのどろう。

それ以外考えられない・・・「それにしても大きな魔石だ」


そしてドワーフの村長の家に泊めてもらう事になった。


食事を取っていると、奥から女の子が出てきて食べ物を取って奥へ戻っていく。


名:カレン


歳:10


HP8/20:弱毒状態、ダメージと回復を繰り返している


MP50


スキル


魔法

火魔法


「あの子は弱毒にかかっているぞ。治さないのか」


「娘が毒にかかっているのか・・・病気ではないのか」


「そうだ弱毒に掛かっている。この毒消し薬を飲むと治るはずだ」


「分かった。カレン!早くきなさい」


「これを飲むと治るらしい」


娘は小瓶に入った薬をゴクゴクと飲みほした。


「明日には治っているから、心配しないで寝るといいよ」


「はい」ちょっと恥じらいながら奥へ戻った。


「ありがとうな、あんたは娘の命の恩人だ。しかし、娘以外にも同じ子達が4人いるんだ。その飲み物はまだあるのか」


「いや無い。もしもの為に持ってきた物なんだ。しかし、薬草が取れる所の草なら毒消しの草もあるかもしれない。この辺では薬草は取れないのか」


「この辺では取れないがエルフの森なら取れるかも」


「そうか明日にもエルフの森へ行こう」


「お願いするぞ。俺達とエルフは仲があまりよくないんだ。だから付いて行くと(こじ)れるから行けない・・・」


「分かった。エルフと話し合ってなんとかするから心配するな」


「お願いする」と言って頭を下げた。


「しかし何故(なぜ)弱毒にかかったのか、原因について心当たりはないのか」


「10日前にブラックウルフが、里を襲ったが俺が撃退して逃げた事があった。そうだ、その2日後に娘が寝込んで心配した・・・ブラックウルフが原因か」


「それが怪しい」


「あの時仕留めるべきだった。片目を切裂いたから野垂れ死にしてるかもな」




もし面白ければ。

下の項目の☆☆☆☆☆でポイント応援して下さい。

良ければ5点、悪い1点でもお願いします。


気になる方は、ブックマークを付けて下さい。


書く為の応援をよろしくお願いします。

次の投稿は2/9日


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ